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WRCオーストラリアがルートを大幅変更

©RALLY AUSTRALIA/Jeremy Rogers

今季のWRC最終戦ラリーオーストラリアの主催者は、大幅に変更したルートを発表した。恒例となっているセレモニアルスタートとラリーショーは11月15日の午後に行われるが、会場は新たに名所のコフス・ハーバーの桟橋に近いウォーターサイドとなる。コフス・ハーバーの海外沿いのスーパーSSには、2つのジャンプとウォータースプラッシュが設定されるという。

日中のステージ16本は新しくなり、従来とは違う道を使うか、これまでの道を逆走するセクションが盛り込まれる。今季最後のステージとなる大会ファイナルステージのウェディングベルも逆走で、さらに距離を延長。人気の観戦ポイント、フォレストNSWラリービレッジのジャンプも、より高くなる。

ラリーオーストラリアは、ラリーフィンランド、ラリーGBとともに、WRC戦の見応えを高めるため最終ステージにジャンプを設置する人工的な要素を増やそうというプロモーターの意思に賛同しており、オーストラリア戦では、フライングフィニッシュラインにジャンプが設定される予定だ。

一方、現地オーストラリアのメディアは、WRCイベントの構成が将来的に変わる可能性があるという噂に懸念を表しており、現在のラリー拠点であるコフス・ハーバーの限界や、大都市に近いラリーという特徴に欠けること、現在のシーズン最終戦としての内容への疑問を重要視している。
(Martin Holmes)



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