FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)は第3戦インターナショナル・ラリー・オブ・ジョホールが7月20‐22日、マレーシアのジョホールバルで開催される。
多彩なグラベルラリー全6戦で構成されるAPRCだが、熱帯気候のマレーシアで待ち受けるステージは、プランテーションを縫うテクニカルな内容。熱帯気候独特のスコールに見舞われることも多く、ウエットになれば路面はたちまち泥濘化し難関を極める。
APRCならではの独特なグラベル戦を選手権リーダーとして迎えるのは、クスコレーシングから参戦する日本の炭山裕矢。シュコダ・ファビアR5での初めてのフルシーズンをここまで連勝で飾っており、鬼門のマレーシアを手堅く走り抜けて母国開催の次戦ラリー北海道をいい流れで迎えたいところだ。炭山のチームメイトとして今回もトヨタ・ヴィッツ4WDを駆るのは、ニュージーランドのマイケル・ヤング。今季はここまで厳しい内容が続いており、経験豊富なマレーシアで巻き返しを期待したい。
ラリーは、20日にサービスパークも置かれるジョホールバル市街地のアンサナ・ジョホールバル・モールでセレモニアルスタートを行った後、全12SS・234.40kmで争われる。