APRC第3戦インターナショナル・オブ・ジョホール(グラベル、マレーシア)は7月22日に競技最終日となるレグ2に設定された6SS・76.24kmの走行が行われ、前日を首位で折り返した選手権リーダーの炭山裕矢(シュコダ・ファビアR5)が総合優勝を飾った。今季、初めてAPRCのフル参戦に挑んでいる炭山は、これで開幕からここまで3戦全勝を達成している。
この日は、マレーシアでは理想的なラリーコンディションとなった。空には雲が広がり、湿ったグラベル路面から最高のグリップが得られ、ダストが舞い上がることもなく視界も奪われない。絶好のラリー日和に、炭山がキッチリと勝利を決めた。チームメイトでクスコ製の4WD仕様のトヨタ・ヴィッツを駆るマイケル・ヤングも2位に入り、クスコレーシングが1-2フィニッシュを飾った。ヤングは、このマシンで初めてマレーシアに挑み、暑さや湿度に対応しながら貴重なデータを得られたようだ。
前日リタイアし、この日を再スタートしたアビラッシュPgとアブドゥール・カーティア・モハメッド・ムスタッファは、それぞれ3位、4位でフィニッシュを果たした。
APRCの次戦、ラリー北海道(グラベル)は9月14‐16日、北海道帯広市で開催される。
APRCマレーシア 最終結果
1. 炭山裕矢/保井隆宏(シュコダ・ファビアR5) 3:23:07.226
2. M.ヤング/M.リード(トヨタ・ヴィッツ4WD) +1:23:152
3. アビラッシュPg/ムサ・シェリフ(スバルWRX STI) +2:14.17.878
4. A.カーティア・モハメッド・ムスタッファ/T.アルジュナ(プロトン・サトリアネオ) +2:33:46.094