今季のAPRCに、初めてのフル参戦に挑んでいるクスコレーシングの炭山裕矢/保井隆宏組。シュコダ・ファビアR5を武器に、ここまで3戦3勝を飾っているが、第6戦インド戦の開催がキャンセルになったことで、コ・ドライバーズ選手権では保井のポイントを上回る可能性を残す選手がいなくなった。最低参戦数義務の規定がないことから、これで保井のタイトルが確定した。
2006年に初めてAPRCへのフル参戦に挑み、以降継続的に選手権への挑戦を続けるクスコレーシングにとって、APRCのメイン部門のタイトル獲得は初めて。また炭山も、次戦ラリー北海道でドライバーズ選手権タイトル確定のチャンスが浮上している。
チーム代表を務める長瀬努氏は「ドライバーズ選手権での戦いはまだ残っているので、北海道で2人揃ってタイトル確定の姿を母国のファンのみなさまにお見せすることができるよう、引き続きがんばっていきます」とコメントしている。
炭山/保井組は、8月3‐4日に秋田で開催される日本スーパーラリーシリーズ第3戦横手ラリーにスバルWRX STIで参戦した後、9月14‐16日、北海道帯広市を拠点に開催されるAPRC第4戦ラリー北海道を迎える。
2018年APRC暫定スタンディングス(第3戦終了時点・PDF)
https://fiaaprc.com/assets/2018/aprc-points-2018-after-round-3.pdf