スバル・ラリーチームUSAは今週末、アメリカズ・ラリークロス(ARX)カナダ戦を迎える。
ケベック州にあるグランプリ・デ・トロワリビエール(GP3R)で開催されるこのイベントは、世界ラリークロス選手権も併催される一大イベント。チームからは、クリス・アトキンソン、パトリック・サンデルに加え、地元ケベック出身の元F1チャンピオン、ジャック・ビルヌーブを3台目のスバルWRX STIのドライバーに迎える。
#55号車を駆るアトキンソンは「カナダ戦を楽しみにしている。ARXのシリーズは勢いがついてきて、最初の2戦も素晴らしい内容だった」とコメント。
「チームとして、開発を推し進め続けてきたし、さらに速さを上げるための取り組みを行ってきた。マシンは昨年よりも速く、よりよくなっているが、競技では結果に表れていない。個人的にはまたポディウムに上がりたいと思っている。それが可能であることは分かっているからね」
高速コースに向けて気合いを見せるサンデルは「カナダ戦が待ち遠しいよ。あのコースは走ったことがあるので、どんな内容かは分かっている」とコメント。
「舗装セクションは超高速。ダートセクションの直前に山場の右コーナーがダブルで来るから、ダートに入ったらすぐに速度を取り戻さなくてはならない。ここのコースでは、ラリースタイルのドライビングが必要だ。アトコも僕も、自分たちの経験が活かせると思うよ」
一方、ビルヌーブは世界ラリークロス戦の参戦経験もあり、母国イベントを楽しみにしている。
「トロワリビエールは、自分にとってモータースポーツのホームのような場所だから、またここで走れることがうれしいよ」とビルヌーブ。
「ラリークロスは、自分が最後にあの最高のマシンをドライブして以来、一気に成長している。盛り上がりを見せるスポーツに参加できるのはうれしいね。ワークススバルのマシンでレースができる機会に恵まれて、とても光栄。ARXでのチームの戦いに貢献できるよう、全力を尽くすよ」