9月29日に行われたWMSCミーティングでは、開催国だけが決まっていた2013年WRCカレンダーの日程が確定された。
このミーティングでは、コスト削減とエントリー増加を目的とした選手権構成が一部修正されることも決まった。WRCチームは、欧州外イベントの参加義務を1戦のみと、最低義務参戦数を7戦となる。
SWRCはWRC-2 Championshipとなり、4WD車両(S2000、R5、R4)が対象。同選手権にはグループNカテゴリーを対象としたカップを設け、7戦中ベスト6戦のポイントで争う。
PWRCはWRC-3 Championshipとなり、2WD車両(R3、R2、R1)が対象・6戦中ベスト5戦のポイントで争う。
WRCアカデミーはJunior WRC Championshipと選手権名が変更される。
このほか、安全上の理由からWRCカーで参戦するクルーは、舗装イベントではルートノートカーを使用することが認められる。またコスト削減の観点から、2013年からはマニュファクチャラーズ選手権の対象となるドライバーが使用するWRカーは、最新版ホモロゲーションのパーツを使用しなくてはならない義務がなくなる。これは、1.6ターボ版S2000の全車両にも適応される。
2013年WRCカレンダー日程
イベント名 | 日程 |
---|---|
ラリーモンテカルロ | 1月20日 |
ラリースウェーデン | 2月10日 |
ラリーメキシコ | 3月10日 |
ラリーポルトガル | 4月14日 |
ラリーアルゼンチン | 5月5日 |
アクロポリスラリー | 6月2日 |
ラリーイタリア | 6月23日 |
ラリーフィンランド | 8月4日 |
ラリードイツ | TBC |
ラリーオーストラリア | 9月15日 |
ラリーフランス | 10月6日 |
ラリースペイン | 10月27日 |
ラリーGB | 11月17日 |
(ラリー週の日曜日の日付。各イベントのアイティナリーはイベント主催者の確定待ち)