WRCドイツ:タナック「今までで一番苦労した勝利」デイ4コメント集  – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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WRCドイツ:タナック「今までで一番苦労した勝利」デイ4コメント集 

©Toyota Gazoo Racing WRC

ラリードイツ、フィニッシュ後の各ドライバーからのコメントを紹介する。序盤の激戦を凌ぎ切り、フィンランドに続く連勝、ドイツ2連覇を達成し、トヨタにターマックでの初勝利を献上したオィット・タナック。今後も一戦一戦でベストを尽くす堅実な姿勢を貫くことを改めて表明した。
(カッコ内は順位の前日比)

[トヨタ・ガズーレーシングWRT]
トヨタ・ヤリスWRC

■オィット・タナック/総合優勝(=)
「間違いなく、これまでで一番大変だった勝利。週末のほとんどの時間で激戦となり、本当にハードにプッシュしなくてはならなかった。金曜日のブドウ畑は、マシンのフィーリングがとても快適だった。土曜日の午前はあまり自信がなかったが、チームがサービスでマシンをかなり改良してくれた。今日は、とにかくクリーンな走りをキープしなくてはならなかった。チームのみんなのためにも、本当にうれしい。この週末、僕らはとても強かった。選手権争いでは自分たちに流れが向き始めたが、それでも自分は一戦一戦を見つめていく。次に専念するのはトルコ。できる限り万全の準備を整えて行く」

■エサペッカ・ラッピ/総合3位(↑)

Toyota Gazoo Racing WRC

「難しい週末だったが、トラブルなくクリーンな走りもできてポディウムに上がることができた。昨日も今日の午前も、ドラマが起きたドライバーがたくさんいた。これがラリー。これまでは自分たちが、そうだった。この週末を通して、いい成長ができたと思う。道が汚くなった時の限界レベルを理解するためには、自分にはまだ経験が必要だと思う。ミスをする余地は全くなかったし、今回は絶対にミスをしたくなかった」

■ヤリ‐マティ・ラトバラ/SS16でリタイア

Toyota Gazoo Racing WRC

「最初のステージのリエゾンで止まり、1速に入れようとしたら入らなかった。油圧ポンプが止まり、マニュアルギアに入れ替えることはできたが、ギアボックスへの負担が大きく、最終的に全くドライブできなくなった。今年は本当に不運が多いが、この週末は最高のフィーリングが得られた。マシンのパフォーマンスはとてもよかったし、バトルを楽しむことができた。それが一番重要なことだよ」

[ヒュンダイ・モータースポーツ]
ヒュンダイi20クーペ WRC

■ティエリー・ヌービル/総合2位(↑)

Hyundai Motorsport GmbH

「チャレンジングな週末だったので、2位で終えられたのは上々の結果。ドライバーズ選手権でもわずかながらリードを広げることができた。それが目的だったからね。パワーステージではもう少しポイントを獲りたかったが、残念ながらミスをしてしまい、リバースに入れなくてはならなかったので、その後はステディに走った。週末を通して安定はしていたが、自信とペースをつかむことに手こずっていた。簡単な週末ではなかったが、必要なことはやり遂げた。選手権争いは、ここからシーズンの終わりまで激戦になって行くよ!」

■アンドレアス・ミケルセン/総合6位(=)

Hyundai Motorsport GmbH

「この週末は実験の一つで、セッティングと自分のドライビングスタイルを、この厳しいターマックステージに合わせることに挑んでいた。ポジティブなフィーリングを得るための方法も見つけたが、うまく行ったというほどでもなかった。そういう意味では、トップ6でフィニッシュできたことは悪い結果ではない。パワーステージでは一切リスクを負わなかった。マニュファクチャラーズ選手権のために、ポイントはとても重要だったからね。フィーリングが完璧にしっくり来ていない時にプッシュをすると、ミスをしやすくなる。今回は、スペインのターマックに向けてたくさん宿題ができた。今は、次のグラベル戦を楽しみにしている。マシンにより自信を感じられるからね」

■ダニ・ソルド/SS16でリタイア
「とにかくチームにも自分のためにも、残念だ。土曜日を終えていい位置につけていたし、今日の最初の数kmは信じられないほどグリップが得られていた。とても自信があった。道にグラベルが出ているコーナーでブレーキが少し遅れ、ワイドになってブドウ畑に入り込んでしまった。フロントガラスが完全に割れて、ラジエターにもダメージが及んだ。自分たちで修復を試みたが、温度が高過ぎて走ることができなかった。どちらにしても、かなりタイムをロスしてしまったので、戦いはこれで終わりだった。ポディウム争いができることが分かったし、速さもあったが、今回は結果につながらなかった。今は、10月の母国戦を楽しみにするしかない」

[Mスポーツ・フォードWRT]
フォード・フィエスタWRC

■セバスチャン・オジエ/総合4位(↑)

M-Sport

「今回はもっと結果を残せるはずだったので、リザルトに満足できるとは言えないが、これもラリーだし受け入れるしかない。パワーステージを勝ったことで報われたし、次のラリーに集中しなくてはならない」

■テーム・スニネン/総合5位(↑)

M-Sport

「自分たちにとっては素晴らしい週末になったし、自分のドライビングは向上していいセッティングも見つかった。ラリーの始めから最後まで、とても成長できたし、いいタイムを出すこともできた。もちろん、全てのステージをこのように走ることはできなかったが、どうすればいいか分かっている。とにかく経験が必要だ」

■エルフィン・エバンス/総合25位(↑)
「初日はポジティブな内容になったが、土曜日は思い通りにいかなかった。目指していたリザルトではないので、次のラリーを楽しみにするしかない」

[シトロエン・トタル・アブダビWRT]
シトロエンC3 WRC

■クレイグ・ブリーン/総合7位(↑)
「金曜日の雨と昨日の自分のミスは残念だった。でも、今日はマシンのフィーリングがよかった。トルコでは、最高の走りでいいリザルトを目指して行く。誰もがゼロから始めるラリーになるので、現実的にチャンスがあるはずだ」

■マッズ・オストベルグ/SS16でリタイア

Red Bull

「最初の左コーナーでオーバーステアになり、ワイドになってブッシュに突込んだ。この衝撃で冷却系にダメージが及び、ラリーを続けることができなくなった。残念だが、今回はポジティブなことも得られた。徐々にペースを上げて行けたし、ターマックでのこのマシンの知識が不足している割には、まずまずのタイムを出すこともできた」



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