ヒュンダイは6日間の大規模テストでポルトガル準備 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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ヒュンダイは6日間の大規模テストでポルトガル準備

 

メキシコ、アルゼンチンと中南米連戦が続いたWRCは、今週末、舞台をヨーロッパに戻してのポルトガル戦を迎える。今年は2007年以来開催地を務めてきたアルガルベから、拠点がポルトガル北部のポルトに戻るため、ヒュンダイ・モータースポーツにとってはまた新たな挑戦となる。

アルゼンチンで苦戦を強いられたヒュンダイ勢は、ポルトガルで調子を取り戻すべく、ティエリー・ヌービル、ダニ・ソルド、ヘイデン・パッドンの布陣で臨む。

ポルトでの開催は2001年以来。昨年はファフェ・ラリースプリントが行われたため、ここが唯一、知識のあるセクションとなる。チームは4月にこのエリアで6日間に渡るテストを行っており、3人のドライバーが参加。WRC戦に向けてセットアップの作業に取り組んできた。

「テストでは様々な道を走行し、幅広いコンディションにトライした」とチーム代表のミシェル・ナンダン。

ヌービルにとっては、アルガルベ拠点のイベントに4回参戦した経験があり、プレイベントテストでの経験を結果につなげたいところだ。
「今年のポルトガルは誰にとっても新しいイベントになる」とヌービル。「僕たちは去年と4月にこの地域でテストを行ったし、ファフェ・ラリースプリントにも参戦経験があるので、テストで煮詰めたセットアップがすぐに速さにつながればと思っている。アルゼンチンではミスで大量ロスを喫してしまったので、今回はチームのためにいい結果を残したい」

一方、ソルドにとって、スペイン国境にもステージが設定される今年のラリーは、母国に近い感覚となりそうだ。
「今年のポルトガルは、ここ数年ラリースプリントが行われたようなステージに似ている」とソルド。
「僕にとってはスペインに近いこともあって、たくさんの観客がスペインから応援に来てくれる特別なイベント。ポルトガルのファンも情熱的だから、雰囲気は最高だと思う。いいリザルトを残したいね」

パッドンは、SWRC、PWRC時代に勝利を飾ったことのある、相性のいいイベント。これまでの経験を活かし、トップ5でのフィニッシュを目指す。
「ラリーポルトガルが北に戻ることで、誰にとっても新しいステージに挑むことになるから、いつも以上に本来の力量が試される」とパッドン。
「アルガルベと比べ、ステージは少しサンディでソフトのようだ。テストでの経験から、雨が降ればすごくスリッパリーになることも把握している。僕にとって今回鍵となるのは、いいペースノートを作って、どのステージでも安定した速さを保つことだ。それができれば、トップ5も狙いたい」



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