FIA R4キット装着マシン、ミラノ・レーシングがフィアット500Xをベースに製作 – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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FIA R4キット装着マシン、ミラノ・レーシングがフィアット500Xをベースに製作

©Oreca

フランスのオレカが独占供給するFIA公認のR4キットを使って、スペイン、南アフリカ、南米に続き、フランスのミラノ・レーシングがマシンの製作に着手した。オレカの本社から40kmしか離れていないミラノ・レーシングは、フィアット500Xをベースにした4WDマシン、MR500X R4の供給を開始する。

あらゆる国の国内選手権、地域選手権に参戦できるR4ラリーキットを目指すというFIAの信念の元、フランス自動車連盟(FFSA)は、この新しいカテゴリーの展開に乗り出した。FFSAの上層部は2019年から、フランスラリーカップ、フランスグラベルラリー選手権、フランスターマックラリー選手権の第2部門にR4車両を組み込むことを決定した。今回、ミラノ・レーシングが製作したMR500X R4は、主にフランスグラベルラリー選手権、ERCに狙いを定めたマシンだという。

アバルト124でRGT世界タイトルを獲得したばかりのミラノ・レーシングだが、今回もイタリアのモデル、フィアット500Xをベースに選んだ。同社の関係者は既に、この新しいR4モデルについて着実に開発を進めている。初走行は2018年の最終四半期になる予定で、その直後にPR活動も始めるという。そして、2019年の序盤には最初の供給が行われる見込みだ。

オレカ・グループのコマーシャルディレクター、ジャン‐フィリッペ・エダイクラは「ミラノ・レーシングとの提携をうれしく思う。このR4カテゴリーに参入する初めてのフランスチームであり、我が社とも近い。FFSAがR4キット装着車を国内線に導入することを決めたことで、提携はますます増えると確信している」

ミラノ・レーシングのパトリック、ユーゴ・カナベッセは「ミラノ・レーシングは、MR500X R4を通じてオレカと連携できることをうれしく思うし、誇りに感じている」とコメント。
「R4の将来を強く信じているし、信念があるし、重要な要素を多く含むプロジェクトだ。R4は、若手ドライバーにコストを調整しながら4WDマシンで参戦する現実的なチャンスを与えるもの。既に2019年の国内、海外のプログラム確定の作業を進めており、最初の実戦のスタートが待ち切れない」



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