今週開催されるWRCラリートルコに、ドライバーズとマニュファクチャラーズ、両選手権のリーダーとして臨むヒュンダイ。トルコは、i20のホームとも言える国で、ベースモデルは首都イスタンブール近郊のアサン・イズミット工場で、i10と合わせて年間24万5000台が製造されているという。
2010年以来カレンダーに復帰するグラベル戦で、ティエリー・ヌービルはデイ1を走行順トップでスタートすることになる。
「ラリートルコは、誰にとっても未知のチャレンジ。ステージのことはあまり分かっていないが、動画を見たところ非常にラフになりそうだね」とヌービル。
「走行順がトップなので、トリッキーな週末になると考えている。自分は新しいラリーや新しいチャレンジが好きだ。選手権に新鮮さをもたらしてくれるし、チームやクルーは全く新しい試練に挑める。自分のターゲットはラリーを楽しみ、そしてもちろん、選手権リードを守るために全てを尽くすことだ」
現在、ドライバーズ選手権で5位につけるアンドレアス・ミケルセンは、2008年にWRCトルコに参戦した経験を持っている。
「当時は同じ国でも全く違う場所で開催されていた。どの参加者にも、全く新しい経験になるし、何かサプライズもあるだろうね」とミケルセン。
「動画を見る限りでは、ラフな道になりそうだし、とても暑くなりそう。クルーにもマシンにも、タイヤやブレーキにもタフになりそうだ。新しいチャレンジはうれしいし、楽しみにしているよ」
最後にラリートルコが開催された2010年に参戦しているヘイデン・パッドンは、今季5度目のWRC参戦に臨む。
「WRC戦への復帰が待ち切れないよ。フィンランド以来、ずいぶん時間が経ってしまった感じがするね!」とパッドン。
「トルコは、誰にとっても予想のできないラリーとなる。2010年に参戦したことがあるが別のエリアだったので、今回のイベントと比較することはできない。ステージはツイスティでラフでとても暑く、古いキプロスラリーのような感じかな。新しいイベントでは、不測のことがたくさんあるが、できる限り準備を整えていきたい」