スバル・ラリーチームUSAは、9月14‐16日に米国アイダホ州で開催されるアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)シリーズ第6戦アイダホラリーインターナショナル(グラベル)に、デビッド・ヒギンズに加えてパトリック・サンデルをスバルWRX STIのドライバーに起用する。
アイダホラリーが米国の国内戦として開催されるのは、今回が初めて。このため、チームには経験値がなく、白紙の状態でこのラリーに挑まなくてはならない。今季全7戦で構成されているこのシリーズで、デビッド・ヒギンズには計算上、タイトルの可能性が高まっている。その中で、今戦ではラリークロスにレギュラー参戦しているサンデルを迎え、今季2度目のラリー勝利を目指す。
ステージはテクニカルでタイト&ツイスティな区間とワイドな高速区間がうまく組み合わされており、変化が多彩だ。
タイトルを目指してシリーズ終盤戦を迎えるヒギンズは「一度も行った事がない場所での、全く新しいこのイベントを心から楽しみにしている」とコメント。
「プロドライバーとしての喜びの一つは、新しい場所に行くこと。手がかりはこれまでのイベントのオンボード動画くらいしかないので、なおさら楽しみだ。新たにペースノートを作らなくてはならないので、レッキは重要になる。タイヤの摩耗具合やセットアップについて全く知識がないまま参戦するのは、少し不思議な感じだ。タイトル争いは重要な局面を迎えているので、最終戦までにできるだけプレッシャーを減らしておきたいね」
一方、今回は#18 WRX STIをドライブするサンデルは「今年、またラリー参戦の機会を与えてもらい、とても気分が高まっている」とコメント。
「最初の参戦で勝利を納めたので今回も狙いたいが、簡単には行かないだろうね! このラリーのことも、アイダホも行った事がないのであまり知らないが、ラリーについてはいい評判しか聞かないので、ものすごく楽しみだ。みんなにとって新しいイベントなので、全員が白紙からペースノートを作らなくてはならないのは自分にとっては好都合だ」