昨年のAPRCでは、サトリアネオS2000でメインタイトルを総なめにしたプロトンモータースポーツ。今季はタイトル連覇に加え、SWRCでもサトリアネオS2000を投入し活動の幅を広げている。
SWRCではラリーフィンランドでP-G・アンダーソンが2勝目をマークし、シリーズ首位に浮上。一方、APRCでは昨季から一転、トラブルが続き、シュコダ・ファビアS2000にスイッチしたチームMRFの後塵を拝した展開が続いている。現APRCチャンピオンのアリスター・マクレーがマレーシアでようやく一勝を挙げてシリーズ2位まで浮上したものの、アンダーソンは、APRCではシリーズ5位に留まっている。
このためチームは、SWRCタイトルをアンダーソン、APRCタイトルをマクレーに専念させて、ダブルタイトルを狙う戦略を決断。ラリー北海道には、同週末に開催されるラリーGBにエントリーさせる予定だったユハ・サロを投入することになった。ラリーGBでアンダーソンのチームメイトとなるのは、現在英国選手権で首位につけている若手のトム・ケイブ。
サロは、フィンランドのSWRCで初めてサトリアネオS2000をドライブ。SWRC3位でのフィニッシュを果たしている。