9月16日(日)、WRC第9戦ラリートルコの競技最終日がマルマリス近郊で行われ、TOYOTA GAZOO Racing WRTのオィット・タナックがラリーフィンランド、ラリードイツに続く3連勝で今季4勝目を飾った。また、ヤリ-マティ・ラトバラも今季自己ベストとなる総合2位でフィニッシュし、ヤリスWRCが1-2フィニッシュを達成した。
暑くてラフな厳しいコンディションに、多くのライバルたちが脱落していった今回のラリー。3台のヤリスWRCにも細かなトラブルは発生していたものの、走行不能となるような大きな問題には至らず、マシンの高い信頼性と強靭さが1-2フィニッシュという好結果に繋がった。チーム総代表の豊田章男は、これを受けて次の声明を発表した。
「フィンランド、ドイツに続き、TOYOTA GAZOO Racing WRTは3戦連続で素晴らしい結果を得ることができました。応援いただいている全世界のファンの皆さま本当にありがとうございます。トルコの戦いは、大きな石も転がる荒れた路面、高い気温など…車体、エンジン、タイヤなどクルマを構成する全てに想像を超える厳しさがある道でした。その道を走りきり、素晴らしい結果と共にヤリスをゴールまで運んで来てくれたドライバー、コドライバー、そして、それを支えたチームのみんなにも感謝したいと思います。みんな、ありがとう。そして、おめでとう。
ゴールまで戻ってきてくれたヤリスも終始万全ということはありませんでした。いずれのヤリスも、各々トラブルを抱え、ドライバーは安心して思いっきり走れる状態ではありませんでした。トラブルを補うよう運転に神経を使い、サービスにクルマを戻し、エンジニア、メカニックと共に改善して、再び道に戻る、その繰り返しで到達したゴールです。また、2位のポジションで3日目を終えたラトバラ選手はチームメイトとチームのために最終日に臨んでいくと自ら話してくれました。こうしてチームみんなで掴んだ結果を本当に嬉しく思いますし、タナック選手、ヤルヴェオヤ選手をはじめ、努力した全てのチームメイトを誇りに思います。
このチームにおいて、我々トヨタ自動車の仕事は、ドライバー達がもっと安心して走れるクルマをつくること。この素晴らしいチームメイトと共に更なる喜びを分かち合うため我々はもっといいクルマづくりを続けてまいります。ファンの皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします」