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CUSCO RACINGの炭山裕矢/保井隆宏が、日本人クルーとして史上初のAPRCタイトル獲得

©CUSCO

2018年9日14-16日に開催された、2018年FIAアジア・パシフィックラリー選手権(APRC)第4戦ラリー北海道で、シュコダ・ファビアR5の炭山裕矢/保井隆宏組が総合優勝を果たし、既に前戦で確定していたコ・ドライバーズタイトルとともに、この勝利でFIA APRCドライバーズタイトルを獲得した。

1988年に篠塚建次郎が初代王者を獲得し、カルロス・サインツなどこれまで数々の海外強豪ドライバーがタイトルを獲得してきたAPRCで、開催30年目を迎えた今シーズン、日本人4人目のドライバー王者として炭山が歴史に名を刻むこととなった。また日本人ドライバー、日本人コ・ドライバーコンビでのタイトル獲得は史上初の快挙となる。

CUSCO

CUSCO RACINGは、2006年からスポット参戦を含め12年間に渡ってAPRCに継続参戦し、これまでの最高位は柳澤宏至とマイケル・ヤングが獲得したシリーズランキング2位だった。炭山は2008年のスポット参戦でAPRCにデビューし、アジア地域ラウンドの獲得ポイントで勝者を決めるアジアカップでは、2010年、2012年、2014年と3度タイトルを獲得している。CUSCO RACINGは、これまでのグループN車両に代えて、ヨーロッパ選手権や世界選手権などで主流となっているグループR車両であるシュコダ・ファビアR5を、日本チームとしては初めて昨シーズン中盤から投入。2戦のテスト参戦を経て、2008年以来のフル参戦となった今年、炭山/保井組が開幕戦ニュージーランドで優勝。続く第2戦オーストラリア、第3戦マレーシアでも優勝し、タイトルを賭けて臨んだ今回の日本戦では、ライバルの追随をまったく許さない独走態勢で優勝を飾り、フルポイントでのタイトル獲得となった。

APRCの次戦は、10月20-21日に開催される中国戦(浙江省龍游)で最終戦を迎える。CUSCO RACINGは、有終の美を飾るべく引き続き万全の体制で挑むとしている。



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