2003年のWRCチャンピオン、ペター・ソルベルグが、10月25−28日に開催されるWRCスペインに参戦することが決まった。フォルクスワーゲン・モータースポーツが同イベントで実戦デビューさせるフォルクスワーゲン・ポロGTI R5をドライブする。
ソルベルグは、今季初めにスウェーデンでポロGTI R5をテストしており、スペイン戦を迎えるまでの間にもテストを行うという。
「自分のラリーに対しての情熱は、みんなも知っていると思う。スベン(スミーツ、フォルクスワーゲン・モータースポーツディレクター)からポロでスペインを走りたいかと聞かれた時、このチャンスに飛び乗ったよ!」と語るソルベルグは、既に発表されているエリック・カミリとともに2台体制でWRCスペインに挑む。
「1月にこのマシンをドライブした時、走るのをやめたくなかった。ポロGTI R5は、かなり初期の段階から全てが機能していた。このマシンの実戦デビューを担うのは、本当に光栄なこと。フォルクスワーゲンが自分とエリックにこの仕事を託してくれて、本当にうれしい」
WRCスペインでのソルベルグのコ・ドライバーは、ノルウェー出身のベロニカ・エンガンが務める。1月のテストの際もペターのパートナーを務め、息子のオリバー・ソルベルグとも度々組んでいる
「スペインは、自分がラリークロスにスイッチしようと決める前に、最後に参戦したイベントだ」とソルベルグ。
「その場に戻れるなんて最高。しかも、このマシンとチームでね。WRC唯一のミックスイベントで、グラベルとターマックの両方をポロGTI R5で走れるチャレンジが待ち切れない。世界ラリークロス戦への参戦を通じて、フォルクスワーゲン・モータースポーツの働きを内側から見てきた。彼らとラリーで一緒に戦えるのは、まさに喜びだ」