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MHのWorld Rally News:パラグアイで平均速度160km/h超の高速ラリー

©Trans Chaco 2018

パラグアイで、超高速ラリー! トランスチャコラリーのフル競技初日に設定された7SS中、3SSのベストタイムはアベレージ160km/hを超え、残り4本中、3本もアベレージは150km/hを超えていた。マップはSS9のルートを示しているが、アレファンドロ・ガランティ(総合2位)のトヨタ・エティオスR5のベストタイムは、アベレージ161.9km/hだった。

このパラグアイの伝統的なイベントは、全ステージでは計測を行わず、チャコ地方の広大な砂漠の潅木の中を走る。グループAマシンの参戦が認められていた時代にガランティがトヨタでステージウインを獲得した時のアベレージ速度は、時速200kmを超えていた。

Trans Chaco 2018


開催まで2週間と目前に迫っているヨーロピアン・ラリートロフィーのバルカン地方戦、ラリーブルガリアだが、運営面における数々の問題勃発を受けて、FIAは当該イベントに選手権ポイントを与えないことを発表した。ラリーブルガリアは、故ジョルジ・ヤナキフが主催を務めていた時代、2010年はWRC戦も開催しており、その時はシトロエンC4 WRCのセバスチャン・ローブが優勝を飾っている。


アバルトは、後輪駆動の124ラリーが、2018シーズン開始から8ヶ月の間に、30カテゴリーの勝利を飾ったことを伝えている。かつてのワークスフィアットを彷彿とさせるデザインが印象的なこのマシンでは、ラファエル・アスティアが圧倒的な強さで、シリーズ一戦を残して今季のFIA R-GTカップ獲得を決めている。


FIAからR4キットの単独サプライヤーとして指名されているフランスのオレカは、ほぼ全ての量産車に装着してR4マシンを製作できるこのキットのケーススタディを発表した。既に、多数のワークショップが製作を始めており、オレカ自体が当初手がけたトヨタ・エティオスのほか、カスタマーではルノー・クリオ、ダチア・サンデロ、フィアットMR 500X、アウディA1、シュコダ・ファビア、ヒュンダイi20、マツダ2を製作中だという。このR4キットは、アルゼンチンの独自規定、Maxiラリーのコンセプトを受けて始動したもの。

Oreca


Oreca


ベルギーのプジョー208 R2ドライバー、ヨアキム・ワグマンスが、シリーズ1戦を残してTERジュニアタイトルを確定させた。ワグマンスには、R5マシンでの参戦権が贈られる。さらに、10月にスイスで行われる最終戦ラリーインタナショナルデュバレーでは、TER総合タイトル獲得のチャンスも残している。


フライングフィン・フューチャー・スターアワードの名称で若手発掘プログラムを展開しているフランス自動車連盟は、ヤリ・フッツネン、ユーソ・ノルドグレン、エミル・リンドホルム、ヘンリ・ホッカラを輩出し成果を収めているこのプログラムを拡大する。2019年の受賞ドライバーは、2020年にジュニアWRC、または同様のWRCクラスへの参戦がサポートされる。

AKK/Taneli Niinimäki


先日のラリーポーランドでERCタイトルを確定させたばかりのアレクセイ・ルキヤナクだが、このイベントでは自身はリタイアと苦い結末を迎えている。そのルキヤナクはさらに悲劇に直面しており、親友である33歳のラリードライバー、アレクサンドル・スロビフが、ロシアカップのサンクトペテルブルグラリーのアクシデントにより、命を落としてしまった。シトロエンC2 R2をドライブしていたスロビフは、コースオフして木にヒットしていた。昨年、ルキヤナク自身も、テスト中に衝突するアクシデントで自身は足を骨折。衝突した相手側のラリーマシンに乗っていたコ・ドライバーが命を落としている。
(Martin Holmes)



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