アメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)選手権は、今季最終戦となるツアー・デ・フォレストラリー(グラベル)が10月6-7日、米国ワシントン州のオリンピアで開催され、スバル・ラリーチームUSAのパトリック・サンデルが、今季3度目となる優勝を飾った。
いつもはチームからラリークロスシリーズにレギュラー参戦しているサンデルにとって、ARAの参戦はこれで今季3戦目。スタートしたラリー全てを勝利で飾ることとなった。
ツアー・デ・フォレストラリーは、国内戦として開催されるのは1982年以来と、チームにとってもあまり経験のないイベントだ。サンデルは、前戦でARAタイトルを確定させているチームメイトのデビッド・ヒギンズと接戦を展開。序盤はヒギンズがリードを握ったが、WRX STIにメカニカルトラブルが発生しリタイアすると、サンデルが首位に浮上。非常にスリッパリーなコンディションの中を、元JWRCチャンピオンのスキルを存分に活かして走り切った。
「3戦3勝だ! 今年、ラリーにも参戦する機会を与えてくれたスバルに心から感謝している。本当に素晴らしい経験だった」とサンデル。
「WRX STIは今回のような難しいコンディションでも、とてもドライビングが楽しいマシン。このラリーはビッグチャレンジだったし、ヒギンズとも激戦になったから、勝利を飾れて本当にうれしいよ」
ARAツアー・デ・フォレストラリー 最終結果
1. P.サンデル(スバルWRX STI) 1:52:57.0
2. S.アルバート(スバルWRX STI) +14:14.7
3. M.ディッキンソン(スバルWRX STI) +20:03.1
4. C.サルスベリー(スバルWRX STI) +21:31.1
5. S.バーク(フォード・エスコート) +22:32.7
6. B.リンド(スバルWRX STI) +24:14.3