世界ラリークロス選手権は、2019年からベルギーの名門サーキット、スパ・フランコルシャンと5年間の開催契約が合意に達したことを発表した。世界ラリークロスのコンテンダーが、モータースポーツ界屈指の名コーナー、オー・ルージュに挑むことになる。
オー・ルージュを盛り込んだラリークロスのコースは特設となるが、開催日とコースレイアウトは年内に発表するとしている。
世界ラリークロスのプロモーターを務めるIMGの副社長、ジェームス・テイラーは「スパ・フランコルシャンとの契約が固まったことに、とても湧き立っている」とコメントを寄せた。
「モータースポーツのドライバやファンなら誰でも、好きなサーキットの一つにスパの名を挙げる。アイルトン・セナからミハエル・シューマッハー、ジム・クラークなど、モータースポーツの名ドライバー達が、この名門サーキットを制してきた。今後、ラリークロス界の名手が、そのリストに名を連ねることになる。
我々の近代的なモータースポーツイベントを作り上げようというビジョンは、スパ・フランコルシャンも共有するもので、長期に渡る関係を視野に入れている。オー・ルージュをラリークロスのコースに盛り込めることで、イベントに華を添えられる。来年、スパでの初めての世界ラリークロス選手権イベント、ベネルクス戦の開催が今から待ち切れない思いだ」