ヨーロッパラリー選手権(ERC)最終戦となる第8戦ラリーリエパヤ(グラベル、ラトビア)が10月12日に開幕。13日はレグ1となる6SS、109.3kmの走行が行われ、ニコライ・グライジンが首位に立った。
今季のERCは既にアレクセイ・ルキヤナク(今戦は欠場)がタイトルを確定しているが、ERCジュニア・アンダー28は激戦となっており、この最終戦にタイトル確定が持ち越されている。グライジンは、そのタイトル確定に向けて一歩前進した。
この日、グライジンはSS5までに、タイトル争いのライバルであるクリス・イングラムに19.6秒の差をつけてラリーをリードする。しかし、迎えたSS6、ステージ中盤で左リヤタイヤのパンクを喫してしまう。ここで、グライジンはこのステージでベストをマークしたイングラムに対し、ロスを0.6秒に留め、その差19秒で最終日を迎える。
同じくERCジュニアU28タイトルを狙うファビアン・クレイムは、SS5でフレデリック・アーリンをかわし、3番手でこの日を折り返している。
ERCジュニアU27/ERC3はトム・クリステンソン(オペル・アダムR2)がトップで折り返している。
最終日となるレグ2には、3SSを2ループする6SS、102.1kmが設定されている。
ERCリエパヤ 暫定結果(レグ1終了時点)
1. N.グライジン(シュコダ・ファビアR5) 53:55.6
2. C.イングラム(シュコダ・ファビアR5) +19.0
3. F.クレイム(シュコダ・ファビアR5) +39.9
4. F.アーリン(シュコダ・ファビアR5) +41.9
5. L.ハバイ(シュコダ・ファビアR5) +48.7
6. E.ブライニルドセン〔フォード・フィエスタR5) +49.0
7. F.マレス(シュコダ・ファビアR5) +1:29.5
8. L.ペリエ(プジョー208T16) +1:52.1