WRCの今季最終戦となるラリーオーストラリアのエントリーが締め切られ、シュコダ・モータースポーツのワークスドライバーであるヤン・コペッキーのWRC2タイトルが計算上、確定した。このため、シュコダ・モータースポーツはオーストラリア戦の参戦を見送る。
シュコダ・モータースポーツは、ラリートルコの後にこの決断を下したと見られている。トルコは、コペッキーと、同じくワークスドライバーであるポンタス・ティデマンドが直接対決する今季唯一のラリーだった。今季のWRC2部門は7戦参戦のうちベスト6戦のポイントが選手権争いの対象となる。コペッキーは今週のスペイン戦が今季6戦目となり、ティデマンドとともに今季は6戦のみの参戦で終えることになる。
今季のWRC2では、コペッキーが5勝をマークした一方で、ティデマンドは3勝、2位2回、リタイア1回だった。ティデマンドは、2017年にWRC2タイトルを獲得。この年、コペッキーはERCとAPRCでチャンピオンに輝いた他、母国のチェコでは6度目のタイトルを獲得していた。
(Martin Holmes)