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WRCスペイン:ソルベルグが実戦デビューのポロGTI R5をドライブ

©Volkswagen

WRCスペインでついに実戦デビューを迎えるフォルクスワーゲン・ポロGTI R5。ドライバーを務めるペター・ソルベルグとエリック・カミリもイベント前テストに参加し、手応えを感じているようだ。

2013−2016年にWRCを4連覇したフォルクスワーゲン・モータースポーツが、2年間かけて開発し、1万km以上に及ぶテストを重ね、満を持して投入する新しいカスタマー向けラリーカー「ポロGTI R5」が、ついに実戦デビューを迎える。舞台はWRCスペイン、ドライバーはWRCチャンピオン経験もあるソルベルグと、WRカーの経験も持つカミリという、R5マシンとしてこの上ないほど華やかなスタートを迎える。

「フォルクスワーゲンが最後にWRCタイトルを獲得して2年。チームとしての参戦はこのラリースペインのみだが、この日をみんなが楽しみにしてきた」とフォルクスワーゲン・モータースポーツのディレクター、スベン・スミーツ。
「WRC2部門には21台のエントリーがあり、いずれも強豪揃い。我々も、好リザルトを目指して、一層やる気にあふれている」

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ドライバーを務めるソルベルグは、現在43歳。WRC13勝、タイトル1回を獲得した後に、自らオーナーを務めるチームから世界ラリークロスに参戦する活動にスイッチし、シリーズ初年とその翌年(2014年、2015年)にタイトル連覇を果たしている。現在、ソルベルグのPSRXフォルクスワーゲン・スウェーデンでも、スーパーカー部門でポロRを走らせており、2017年にドライバーズ、チームズのWタイトルを獲得。今季もタイトル防衛を既に決めている。

今年の初頭にスウェーデンのアイスとスノーで、ポロGTI R5での初テストを行ったソルベルグ。しかし、その後は、テストに参加することはなく、2度目のテストは先週、スペインで今回チームメイトとなるカミリと行ったものだった。

「スペインは、2012年に自分にとって最後のWRC参戦の舞台となった場所なんだ」とソルベルグは感慨深く語る。
「そこに今、戻ろうとしているのは素晴らしい気分だ。特にこのマシン、このチームとね。グラベルとターマックのミックス路面イベントは、自分にとって大きなチャレンジになる。WRCのラリーを走るのは6年ぶり。でも、最高の週末になると思う。昔のラリー仲間もいるし、コースには情熱的なファンがたくさん集まるからね」

ソルベルグ同様、カミリもポロGTI R5の開発にテストドライバーとして深く関わってきた。その他のテストドライバーは、ライムンド・バウムシュラッガー、エミル・リンドホルム、ディエテル・デッピン、ポンタス・ティデマンド、元WRCチャンピオンのマーカス・グロンホルムが務めている。

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カミリは、フランス出身の31歳で、R5マシンにも豊富な経験を持っており、昨年はWRC2部門でシリーズ2位に食い込んでいる。WRCデビューは2014年で、これまでに37戦を経験している。
「スペイン戦に自分が参戦できるのは、本当に光栄なこと。テストでは何kmも担当してきたが、ついにラリー実戦でポロGTI R5をドライブできるのを、心から楽しみにしているよ」とカミリ。
「全く新しいマシンでの初実戦は、とても特別なもの。万全を期していなければならない。出来る限りの準備を整えてきたし、走り込んだライバルたちを恐れる必要はないと信じている」



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