フォルクスワーゲンモータースポーツのディレクター、ヨースト・カピートは、2013年に予定しているWRC参戦で投入するワークスのポロR WRCは2台になることを明かした。ドイツのRallye誌が伝えた。
カピートの前任者であるクリス・ニッセンは、ジュニアドライバー扱いのアンドレアス・ミケルセン、ケビン・アッブリング、セッポ・ワイガンドなどを起用し、2013年は最大5台を走らせるとしていたが、カピートの発言によればワークスシートの数は大幅に削られることになる。
カピートはRallye誌に対し「とにかくスタートさせるためには、多くても3台というところが妥当なシナリオ。しかし、1台がうまく進めばすべてが起動に乗ると考えている。それがいつになるかは、2013年なのか2014年になるのか、チーム全体の進捗具合に寄るだろう」と語った。
「既に、次世代の若手ドライバーが育ち始めている。その一例がアンドレアス・ミケルセンだ。IRCで素晴らしい才能を発揮している。現在、ミケルセン、アッブリング、ワイガンドが一緒に活動しているが、3人を同時に格上げすることはない。一人ずつだ」
カピートは、ヤリマティ・ラトバラが来年、セバスチャン・オジェのチームメイトとなることに契約したのではという噂は否定し「ファーストカーをドライブするのは、セバスチャン・オジェ。セカンドカーに関しては、何も語ることはできない」