フォードワールドラリーチームのペター・ソルベルグは、8月に開催される次戦フィンランドでは、2月以来となるWRCでの勝利を目指してこれまで以上に必死で取り組むほか、セバスチャン・ローブとの2012年タイトル争いもまだ終わっていないと、英国オートスポーツ誌に語った。
ニュージーランドでは、ソルベルグ3位、ヤリマティ・ラトバラは7位に終わったフォード。一方のシトロエンは、3戦連続での1-2フィニッシュを決めた。
「今、チームは完全に一丸となっている」とソルベルグ。「全員が懸命に取り組み、マシンが速いという現実をポジティブに受け止めている。あと一歩のところまで来ているし、そこにたどり着く確かな手応えがある。チームはやれることを全て尽くしている。状況をひっくり返す意欲と情熱はあるし、僕らはそれをやり遂げる」
ニュージーランドでローブが勝ったことで、ドライバーズ選手権での差はこれで55ポイント。それでも、ソルベルグは芽がなくなったとは認めていない。
「そうだね、ローブとの差は大きい。でも、昨年、彼も2戦や3戦は連続でリタイアすることもあるんだということが分かっただろう。ことしも何が起きても不思議じゃない」とソルベルグ。「彼がシーズンの終わりまで気を抜くことができないよう、僕たちはプッシュを続ける」