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WRCオーストラリア:タイトル決戦のシェイクダウン、まずはオジエがトップタイム

©Red bull

11月15日、今季のWRC最終戦となる第13戦ラリーオーストラリアのシェイクダウンが、ブッカのステージ(5.07km)で行われた。快晴のコンディションの下、上位タイムは僅差となったが、選手権リーダーのセバスチャン・オジエが最後の走行でトップタイムをマーク。0.2秒差の2番手にアンドレアス・ミケルセンとオィット・タナックのふたりが同タイムで続いた。

1回目の走行では、タナックのチームメイト、ヤリ−マティ・ラトバラが好ペースを見せ、エサペッカ・ラッピが2回目の走行でラトバラに続いた。ラッピはこのタイムが自己ベストとなっている。

その後、路面のルーズグラベルが掃かれたことでタイムの更新が続いた。オジエは3回目の走行でその段階でのベストタイムを叩き出すと、最後となる4回目の走行ではさらにコンマ数秒更新することに成功した。

上位陣では、ミケルセンが最も多くの走行を重ね、ヒュンダイi20クーペで計6回走り込んだ。タナックと同タイムのベストは、4回目の走行でマークしたもの。
「いいシェイクダウンだった。実戦のステージそのままだった」とタナック。
「同じ区間を使うステージもあるので、マシンの雰囲気をつかむことができて、とてもよかった。鍵となるのは、天気。変わりやすい天気になりそうだし、どう変わって行くのか予想するのが難しい」とも語ったタナック。天気予報では夜から明日のレグにかけて雨が予報されており、走行順のアドバンテージに大きな影響が出る可能性も出てきた。

オジエとタイトルを争うティエリー・ヌービルは、タナックにコンマ1秒差の4番手タイム。ヌービルは今回アップグレード版のエンジンを初投入しており、2019スペックのシリンダーヘッドを装着する。

シトロエンC3 WRCのクレイグ・ブリーン、ヒュンダイのヘイデン・パッドンがトップ6。ここまでは1秒差にひしめき合っている。

シェイクダウンテストを終えた選手たちはこの後、夕方からコフスハーバーの波止場で行われるセレモニースタートに向かう。SS1は日本時間11月16日(金)6:03にスタート。

WRCオーストラリア シェイクダウン結果
1. S.オジエ(フォード・フィエスタWRC) 2:53.8
2. A.ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC) +0.2
2= O.タナック(トヨタ・ヤリスWRC) +0.2
4. T.ヌービル(ヒュンダイi20クーペWRC) +0.3
5. C.ブリーン(シトロエンC3 WRC) +0.8
6. H.パッドン(ヒュンダイi20クーペWRC) +0.9
7. J-M.ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC) +1.1
8. E.ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC) +1.2
9. T.スニネン(フォード・フィエスタWRC) +1.3
10. E.エバンス(フォード・フィエスタWRC) +1.4



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