トヨタ・オーストラリアは、トヨタ・ガズーレーシング・オーストラリア・ラリーチームを結成し、11月15日に開幕したWRCラリーオーストラリアに、オーストラリアの独自規定AP4仕様のトヨタ・ヤリスをエントリーする。新ラリーチームのデビュー戦でドライバーを務めるのは、ハリー・ベイツ。ラリーオーストラリアではWRC2部門にノミネートする他、併催のオーストラリア国内戦(最終戦)を戦う。
2019年にはチームは2台目のヤリスAP4も投入し、ドライバーのルイス・ベイツとともに、2019年のオーストラリア国内選手権を戦う計画だ。
TGRのブランドを使用するチームとしては、既にトヨタ南アフリカが活動しており、トヨタ・オーストラリアが2例目となる。現地ディストリビューターが活動の意志を示した場合に、一定の規定を遵守した上でTGRブランドを冠しての活動が認められるといい、今後はトヨタ・バルチック(エストニア)がTGRエストニアとして活動する予定があるという。
一方で、この提携はブランドロゴの使用のみに留まり、マシンの開発やチーム運営は独自に行う。TGRオーストラリアの場合は、オーストラリアのトヨタ使いの名手でハリー・ベイツの父でもあるニール・ベイツが率いるニール・ベイツ・モータースポーツが実働部隊となる。