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FIAがWRC2プロの詳細を承認 ヨーロッパ外イベント1戦を含む7戦に参戦義務

©FIA

12月5日、ロシアのサンクトペテルブルグでワールドモータースポーツカウンシルが開催され、2019年に立ち上がるFIA WRC2プロ選手権の詳細が承認された。

WRC2プロは、1チームにつき2台のR5マシンをエントリーすることが認められ、最低でも1台がヨーロッパ外イベント1戦を含む7戦に参戦しなくてはならない。ドライバーズ、コ・ドライバーズ選手権は、ベスト8戦のポイントがカウントされ、各チームの最上位(2台の場合は2台)がマニュファクチャラーズ選手権のポイントを獲得する。コンペティターのプライオリティはP2Pとなり、1戦につき1ドライバー当たり1日のテストが認められる。ラリーの初日は、P1ドライバーの後に選手権順位順にスタート。デイ2、デイ3は、P1勢の後に、P2Pの順位順にスタートする。

これまでのWRC2は今後、ドライバーズ、コ・ドライバーズのみのタイトルとなり、最低参戦義務数はなくなるが、参戦した7戦中、最初にポイントを獲得した6戦分のポイントが選手権対象となる。コンペティターは、プレイベントテストが1日認められ、ラリーではP2Pの後に選手権順位順にスタート。デイ2とデイ3はP2P勢の後に、順位順にスタートする。また、参戦者の自国開催イベントWRC2部門へのスポット参戦のしやすさを狙って、参戦者が最初に参戦するイベントについてのみ、開催国のASNが発行する競技者ライセンスを所持していれば、WRC2選手権の登録料は発生しないルールとされた。

また、現在の日中サービスの制限時間30分に10分を加え、主催者がドライバーのプロモーション活動を行える機会を広げる。

さらに、コスト削減の観点から、ラリーアルゼンチンとラリーチリ、ラリーポルトガルとラリーイタリアをペアリングとし、マニュファクチャラーチームは同じシャシー、エンジン、スペアパーツを使えるようになるという。



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