12月7日、ロシアのサンクトペテルブルグにあるフィルハーモニアでFIAガーラが行われ、2018年のWRCチャンピオンがトロフィーを授与された。
ラリー界の最高峰、WRCでは、ドライバーズチャンピオンのセバスチャン・オジエとコ・ドライバーズチャンピオンのジュリアン・イングラシアのコンビが、6年連続となるタイトルを獲得。シーズン最終戦までヒュンダイのティエリー・ヌービル/ニコラ・ジルスール組、トヨタのオィット・タナック/マルティン・ヤルベオヤ組と、激しいタイトル争いを繰り広げた。
オジエは「張り詰めたシーズンだった。シーズンの最後の最後までどうなるか分からない状況の中で、再びチャンピオンとなったのは素晴らしい気持ちだ」と語った。
「ターニングポイントとなったのは、GBだったと思う。残り3戦という時点で、自分たちは首位に23ポイント差をつけられていた。GBで勝つことが、ポイントの面だけでなく、メンタルの面でもとても重要だった。あの段階から、彼らの肩にプレッシャーをかけられたと信じている。ラリーでは、心理戦が大きな影響と与えることはみんな分かっているし、自分たちはシーズンの終盤でそれをうまくコントロールできた」
マニュファクチャラーズ選手権を制したTOYOTA GAZOO Racing WRTのチーム代表、トミ・マキネンも登壇。今シーズンのWRCで最高の成功を収めた3人が、トロフィーを手に肩を並べた。