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アクシデント中断のIRCタルガ、優勝はコペッキーに

 

IRC第5戦タルガフローリオラリーは、SS8でコースオフしたクレイグ・ブリーンのコ・ドライバー、ギャレス・ロバートが死亡するアクシデントが発生し、以降の競技がすべてキャンセルとなった。主催者は、SS8終了時点で首位に立っていたヤン・コペッキー(シュコダファビアS2000)を勝者と認定した。2位はアンドレアス・ミケルセン(シュコダファビアS2000)、3位はジャンドミニコ・バッソ。

コペッキーは、前日をミケルセンに4.5秒遅れの2位で終えていたが、このSS8ではミケルセンが慎重になり過ぎてタイムロス。SS8のベストタイムはバッソがマークしたが、コペッキーもミケルセンを5.3秒先行して首位に浮上していた。ブリーンの後に走行した競技車には、一律のノーショナルタイムが与えられた。

プロダクションカップの勝者はマッシミリアーノ・レンディナ(三菱欄ランサーエボリューションX)、2WDカップはシモーヌ・カンペデッリ(シトロエンDS3 R3T)。

ロバートの逝去を受け、ユーロスポーツ2では、6月17日にロバートの追悼番組を放映した。

バッソ(写真)は「こうした悲劇は、本当に受け入れるのが辛い。ここにいる全員が、とても悲しい状況に直面した。とても悲痛な思いだ」とコメント。

過去にタルガフローリオを過去に6度制し、今回は5位となったイタリアのベテラン、パオロ・アンドレウッチ(プジョー207S2000)は「とても沈んだ気持ちでいる。才能あふれる若手が亡くなってしまった。充分に時間をかけて、何がどうして起こったのかを解明し、そこから何かを学ぶべきなのかもしれない。でも今は、ギャレス、クレイグ、そして家族達のことを思う気持ちでいっぱいだ」と語った。



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