マッズ・オストベルグが今年、WRC2プロ選手権に参戦することが決まった。
2018年はシトロエンから参戦してポディウムに2回上がっていながら、2019年はWRCのシートを失い、参戦プラン獲得に向けて奔走していたオストベルグ。今シーズンから新たに立ち上がる、ワークス参戦のチームで争うWRC2プロに、シトロエンC3 R5で参戦することで落ち着いた。マシンを走らせるのはベルギーのDGスポーツで、初戦はラリースウェーデンとなる。
「2019シーズン、最高峰レベルでWRCに参戦できないことが確定した時はガッカリしたのは、確かだ。ラリーは自分にとって、仕事以上に情熱。自分の血に流れているものだ」とオストベルグ。
「自分の夢をあきらめるのは、選択肢にはなかった。シトロエン・レーシングとは、ワークス参戦していた3年間の間に、いい経験を一緒に積んだ。それが、このプランを選択した大きな理由の一つだ」
オストベルグは昨年、ポルトガルでC3 R5をドライブしているが、スウェーデン向けのウォームアップとして、母国ノルウェーで2月上旬に開催されるラリーヘイデランドに参戦する。
「あのテストはかなり前のことだが、マシンはドライブしやすかったし、最初の印象はよかった」と語るオストベルグは、今回もコ・ドライバーにトルステイン・エリクセンを迎える。スウェーデン以降、7戦の参戦を予定しており、参戦イベントは近日中に確定すると見られている。