【Martin’s Eye】WRCローンチインタビュー:エサペッカ・ラッピ – RALLYPLUS.NET ラリープラス
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【Martin’s Eye】WRCローンチインタビュー:エサペッカ・ラッピ

©Citroen

数多くのフィンランド出身ドライバーのなかで、エサペッカ・ラッピは今年、フランスのチームから参戦する。50年以上も前、パウリ・トイボネンがシトロエンから参戦したモンテカルロで勝利を挙げているが、その後の再招集はなかった。アリ・バタネンはフランス人の慣習を楽しんだひとりで、毎朝のようにすべてのチームメンバーと握手を、女性のチームメンバーには礼儀正しいハグを交わした。シトロエンでの活動を始めたラッピは、このフランス流の生活にもう慣れただろうか。

「今の段階では、難しい質問かな。まだ、ちゃんと学べていないよ。すぐに気付いたことは、チームにたくさんのスタッフがいるということ。おそらく、就業規則のためじゃないかと思う。フランスではかなり厳しくて、休みなく働くことはできない。ここまでのところ、みんなは毎日働き始める時は、気持ちをスッキリさせていて、モチベーションを高めている。疲れを溜めていないし、クオリティも高い。例えばマシンを組み立てるとか、直す時などだね。だから、少なくとも雰囲気はいいよ。とてもいい方法だと思う。資材は揃っているし、マシンにもこれまでとは違う点がたくさんあるし、予備も多い。今まで自分が見たことがないほどだ。この点が、最初にシトロエンで気がついた点だ」

フランス語の方はどうか。
「チームには英語を話す人が多くて、驚いたよ。もっと少ないと思っていた。トヨタでもみんな英語を話していたけど、シュコダ時代は、なかなかコミュニケーションを取れなかったので、チームスピリットを高めたり、いいレベルに維持するのは難しかった。自分の考えとしては、自分のチームを作るうえで、これはとても重要なことだと思う。自分のメカニックに、自分の意見を主張したりしなくてはならないからね。だから、みんなが英語を話してくれて本当に助かるよ。このチームに自分と一緒に連れてきたフィンランド人は、コ・ドライバーのヤンネ・フェルムだけだからね!」
(Martin Holmes)



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