Mスポーツ・フォードは、2019シーズンのWRCを3台のフォード・フィエスタWRCで滑り出す。今季のドライバーを務めるのは、エルフィン・エバンス、テーム・スニネン。ポンタス・ティデマンドは、モンテカルロとスウェーデンの参戦が決まっている。
セバスチャン・オジエが抜け、チームのエースとして2019年を戦うエルフィン・エバンス。
「シーズンが始まって、自分とスコット(マーティン、コ・ドライバー)がどこまでできるのか、見るのが楽しみだ」と語るエバンスは、今年からコ・ドライバーにスコット・マーティンを迎える。
「今年、好リザルトを飾ろうと、とてもモチベーションが高まっている。それを、初戦のモンテから目指さない理由もない。昨年、自分たちには速さがあったことは分かっているし、チームもマシンをさらに改良しようと必死に取り組んできた。テストではとてもフィーリングがよかった。モンテではいつもチャレンジを楽しんでいるが、これまでは天気予報の先を読み過ぎていた傾向がある。天気は常に変化するし、コンディションに対応していかなくてはならない。今回、しっかり集中していきたい」
若手のテーム・スニネンも、新しいコ・ドライバー、マルコ・サルミネンと組んで新シーズンを迎える。モンテカルロへの参戦は過去2回で、2016年の12位がベストリザルトだが、WRカーでの参戦は今回が初めてとなる。
「新しいシーズンの始まりにワクワクしているし、期待もこれまでにないほど高まっているよ!」とスニネン。
「テストでは何kmも走り込んだし、しっかり十分できた手応えがある。マシンのフィーリングはいいし、とてもドライブしやすい。モンテでは重要なことだ。2本のナイトステージで始まるのも、とてもチャレンジング。警戒しなくてはならない。昨年のノートも使えるし、マルコともしっかり準備してきた。シーズンに備えて全て完璧。この有名なラリーに初めてWRカーで臨むので、この流れを維持していきたい」
ポンタス・ティデマンドは、現行型WRカーでの初参戦をMスポーツ・フォードから迎える。コ・ドライバーを務めるのは、オーラ・フローネだ。
「本当にエキサイティングな時がやってきた。最新型のWRカーでのデビューを、とても楽しみにしている」とティデマンド。
「プレイベントテストでは、雪や氷に恵まれてとてもいいフィーリングだった。でも、モンテは天気は予想がつかないし、新しいチームとマシンに慣れる時間も必要だ。オーラは経験が豊富なので、彼に乗ってもらえてうれしいし、チームからもアドバイスをもらえる。できる限り知識と経験を積んで、フィニッシュにたどりつきたい」