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Mスポーツ・フォード、スウェーデンに5台のフィエスタWRC

©M-Sport

Mスポーツ・フォードは、今週開催されるラリースウェーデンで現行型WRカーでは最多となる5台のフォード・フィエスタWRCを走らせる。マニュファクチャラーズ選手権を戦うエルフィン・エバンス、テーム・スニネン、ポンタス・ティデマンドに加え、プライベーターのロレンツォ・ベルテッリ、ヤンネ・トーヒノも同マシンで参戦する。

エバンスは、2016年にフォード・フィエスタR5でWRC2優勝を飾っている。スウェーデン参戦は、今回で6度目だ。
「スウェーデンに向けてとてもいいテストができた。信じられないほどの速さが出て、アメージングな気分だった」とエバンス。
「モンテは、期待していたような内容にはなかった。今回は、自分たちのポテンシャルをフルに発揮できるよう、集中を維持しなくてはならない。全てが自分たちの期待通りの流れになれば、トップリザルトを狙えない理由はない」

一方、カート出身のスニネンはウインターラリーの経験は限定的で、スウェーデン参戦は今回が4度目。しかし、今回は自身のポテンシャルを大いに発揮しようと気合いを入れる。コ・ドライバーのマルコ・サルミネンは、昨年のスウェーデンでは勝田貴元とともにWRC2優勝を飾っている。
「フィンランドで行ったテストでは、200km以上を走り込んだ。今年は、セットアップの模索に時間を費やしたが、一歩前に進めた手応えを感じている」とスニネン。
「スウェーデンの速度域は高く、ラリーフィンランドに近いほど。今年は、昨年のノートを使ってスタートするが、戦いはモンテのようにタフになると見ている。誰もがトップを狙ってくるので、自分たちもその争いに加われるよう必死で戦わなくてはならない」

そしてティデマンドにとっては、母国戦となるラリー。これまでに7回、このラリーをスタートしており、ベストリザルトは2014年の総合8位だ。今回、現行型WRカーで参戦するスウェーデン人は、ティデマンドだけ。地元のイベントで活躍を見せようと気合いを高める。

「ラリースウェーデンは、自分にとってハイライトの一戦。いつも楽しみにしている大舞台だし、地元戦に向けて準備は100%整っていると手応えを感じている」とティデマンド。
「マシンには馴染みやすさを感じ始めているし、チームでの気分も既に我が家のようだ。先月のモンテカルロでは、新しいことが多く、とにかく学ぶことに徹した。自分にも(コ・ドライバーの)オーラにとっても、とても重要な経験だった。スウェーデンでは、トップパフォーマンスでコンペティティブに戦いたい。地元戦なので、ステージは熟知しており、今年に関してもいい手応えを感じている。それでも、非常に厳しくチャレンジングなラリーになる。できるだけ早く、いいリズムをつかみ、週末を通してそれを維持していきたいね」



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