2月14日に開幕するラリースウェーデン。SS1は、現地時間の夜8時過ぎからカールスタッドの競馬場で行われる1.90kmのスーパーSSとなる。今回は、マーカス・グロンホルムがトヨタ・ヤリスWRCで参戦することも注目の1つだが、そのグロンホルムはこのSS1でセバスチャン・ローブと対戦する。
両者は過去にも数々のタイトルバトルを繰り広げており、特に2006年、2007年は王者ローブに対し、グロンホルムが2位に食い込んでいる。また、2007年ラリーニュージーランドでは、グロンホルムがローブを0.3秒差で制する激戦も展開。これは、WRC史上2番目の僅差となっている。
9度目のタイトルを2012年に獲得しているローブは、今季ヒュンダイi20クーペWRCで6戦の参戦プログラムを組んでおり、今回のスウェーデンがその2戦目。一方、2000年、2002年と王者に輝いているグロンホルムは、50歳の記念に自身が最も好きなWRCイベントとして選んだこのラリーにゲスト参戦として臨む。
グロンホルムが最後にWRC戦に参戦したのは9年前。自身が50歳になった2018年に記念参戦を望んでいたが、シートを獲得することができなかった。今回のトヨタ・ヤリスWRCは、プライベーターでのエントリー。スタート時、グロンホルムは51歳と9日になる。
グロンホルムとコ・ドライバーのティモ・ラウティアイネンが参戦することで、過去17年のWRCチャンピオンが全員、スウェーデンに揃うことになる。2002 年のグロンホルムに続き、2003年のチャンピオン、ペター・ソルベルグは、サポートイベントのヒストリックラリーに参戦する。ローブは2004年から9連覇を果たしており、その後はセバスチャン・オジエが2013年から6連覇を続けている。