競技最終日を迎えたWRC第6戦アクロポリス。首位のセバスチャン・ローブを追っていたペター・ソルベルグは、SS18アギ・テオドリでクラッシュ。リタイアを余儀なくされた。
土曜日を終えた段階で、首位のローブと2位ペターの差は10.2秒。残されたステージは5本(65.55km)しかないが、ひとつのミスが大きく影響する僅差のバトルが期待された。もしソルベルグが逆転すれば2005年以来の勝利となる
しかし、この日のオープニングとなったSS18でソルベルグは木にヒット、リヤホイールにダメージを追って競技続行は不可能となった。wrc.comのスプリットタイムには、ローブを0.5秒上まわるスピードで走行していたことが記録されている。
これで2位にはミッコ・ヒルボネンが繰り上がり、シトロエンが1-2体制を敷くかたちとなった。
ちなみに、このSS18ではソルベルグのほかにダニエル・オリベイラ、エフゲニー・ノビコフ、ナッサー・アル‐アティヤがリタイアを喫している。