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WRCメキシコ:ソルド「みんながポディウムを狙っている」プレ会見

©Hyundai Motorsport GmbH

WRCメキシコのシェイクダウン後に行われたプレイベントカンファレンスの内容(抜粋)。昨年2位でフィニッシュし、今季初めてのWRC参戦を迎えるダニ・ソルドは、有利な走行順となる今回のメキシコ戦で上位を狙う意欲を見せた。

●WRCプレイベントカンファレンス出席者

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セバスチャン・オジエ=SO(シトロエン・トタルWRT)
ダニ・ソルド=DS(ヒュンダイ・シェル・モビスWRT)
ヤリ‐マティ・ラトバラ=J-ML(トヨタ・ガズー・レーシングWRT)
エルフィン・エバンス=EE(Mスポーツ・フォードWRT)
マーカス・グロンホルム=MG(GRXチーム)

Q:セバスチャン・オジエ、自身ではここで過去4勝を経験している。初日の走行順が3番手というのは、おそらく初めてではないだろうか。違いは、どれだけ大きいと思うか。
SO:走る時にラインがあるのは、いい気分だろうね。でも、これまでいい結果を残せているとしても、次が簡単に行くわけではない。いい走りをしなくてはならない。いいリザルトを狙っているドライバーは、たくさんいる。シーズンのこの先は、いいトップ争いが展開されるはずだ。自分は手応えを感じているし、テストもよかった。シトロエンは過去もここでいい走りを見せているし、うまく行っている。
Q:今年はルート変更はそれほどないが、昨日、路面が変わっていると言っていた。もう少し詳しく説明してもらえないか。
SO:同じステージだが、フィーリングが違うと感じた。ペースノートは毎年、いろいろと修正する。小さな違いだ。自分はペースノートやコーナーのラインを正確に作りたいし、石だって同じ場所にあるわけじゃない。ステージによっては、リビルトされたのかよくなった道もある。それに、ここのところの雨でダメージを受けていて、ディッチがある場所もある。特に土曜日は、トリッキーなセクションがあると見ている。このラリーでは、気温が高くなるとラフになることもある。とてもチャレンジングだと思う。

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Q:過去14回のWRCメキシコのうち、シトロエンは7勝をマークしている。グラベルでのマシンのフィーリングはどうか。
SO:テストは順調だった。でも、実戦はいつも違うものだ。マシンには強さを感じられる。この標高であってもエンジンからも強さを感じている。今日の午前は、とてもスリッパリーだった。それにはちょっと驚かされたので、少し調整を行った。スピードは悪くなかった。シェイクダウンには、それほど大きな意味はない。明日、どこまでできるか様子を見たい。ポディウム争いのためには、金曜日が重要だ。

Q:ヤリ‐マティ・ラトバラ、今回は走行順の条件がいい。今季ここまでの、自身のパフォーマンスについてどう感じるか。
JML:あまり良くない。何が悪かったのか、分からない。昨シーズンはオーストラリアで終えたが、自分は優勝してチームはマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。モンテでは自信を感じていたし強さもあり、5位でフィニッシュした。スウェーデンでは余裕を感じられたし、うまく行っていた。しかし、金曜日の最終ステージでミスをした。スウェーデンではもっと上を目指していたので、あの後退はキツかった。唯一ポジティブなのは、今回の走行順がよくなったということだ。

Toyota Gazoo Racing WRC


Q:レッキでの印象として、金曜日はどれくらいタフになると思うか。
JML:金曜日にいい走りをして、土曜日にいい走行順を得ることがどれだけ重要か、みんな分かっている。走行順が速い人はかなり苦労すると思う。今日のシェイクダウンでも、そうだった。エルショコラテはスリッパリーになると思うが、自分の順番の頃には少し良くなるだろう。持っているアドバンテージは活かさなくてはならない。自分にとってそれがうまく行って、いいリザルトを争える事を期待している。

Q:トヨタは、冷却システムの作業にかなり時間を費やしてきた。今回のメキシコでトラブルが起きない自信はどれくらいあるか。
JML:昨年は、全てが解決されてトラブルはもう起きないと思っていた。しかし、イベントが終わった後も自分たちには課題が残った。昨年はケルンで風洞を使い、その後のトルコではうまく行った。そこでも、まだステップを踏まなくてはならないと分かり、それをやってきた。全て解決されたという100%の自信があるよ。

Q:エルフィン・エバンス、スウェーデンではステージウインを3本獲り、手堅いリザルトを残した。総合7位で、メキシコではいい走行順が回ってくるが自信はあるか。今回は、エアロも新しくなったのでは。
EE:メキシコでの勢いを続けていきたい。昨年のスウェーデンから今年の間に、マシンは大きく変わった。それが、今回、効果を発揮するという分けではない。テストでのフィーリングはよかったが、シェイクダウンの結果には驚いた。予想外の状況だったのでセットアップを調整した。チームは、細部に渡って改良できることを模索している。大きな効果を得るのは簡単には行かない。エアロは、小さな改良を行った。まだ高速セクションを走っていないので、まだハッキリ改善は感じられていない。エンジニアを信じて、シーズンのこの後で改良の効果が出てくるかを待たなくてはならない。

M-Sport


Q:昨年は、序盤のアクシデントでコ・ドライバーが脳震盪を起こしてリタイアとなっているが、あまり走行ができなかったことは今回のメキシコで懸念しているか。
EE:特にしていない。ステージは、自分が参戦しているここ何年、大きく変わっていない。昨年のレッキのノートを持っていたので、大きな問題にはならないと思う。ノートの変更はたくさんあった。ものすごく変更を行ったセクションもあった。土曜日のステージにはたくさん雨が残っていたし、ラフなセクションもあった。

Q:ダニ・ソルド、今季最初の参戦だ! 2018年のメキシコは総合2位と、メキシコでの自己ベストをマークしているが、デイ1は首位に立っていた。ペースを取り戻せる自信はあるか。
DS:戻ってこれてうれしいよ。ポディウムフィニッシュがターゲットだ。しかし、それはみんな同じ。初日にいい走りをすることを目指す。走行順はいいので、ベストを尽くす。

Q:先日は、ポルトガルのラリー・セラス・デ・ファフェにヒュンダイi20 R5で参戦して優勝している。そこでの経験はどうだったか、今回に向けて後押しになるか。
DS:いいラリーだった。速さも出せていたが、WRカーのようではない。いい時間を過ごしたが、ここで勝つほうがうれしい。学んだ事もあり、最終的には勝った。重要なことだし、今回のラリーに向けてもいい事だ。家にいて何もしないより、走っている方がいいね。



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