米国ラリー選手権、ラリーアメリカの第3戦オレゴン・トレイルラリーが4月24-26日に開催され、スバル・ラリーチームUSAから参戦した新型WRX STIのデビッド・ヒギンズが優勝。開幕から3連勝を飾ると共に、同イベントでは7勝目、2011年から5連覇を達成した。
ラリーアメリカのイベントとしては長い3日間に渡るこのラリーには、計18SS・115マイルを超えるステージが設定され、コンペティターもマシンも限界まで攻め切るイベント。また高速セクションからタイト&テクニカルと様々な道がミックスされるという点でも難関の一戦だ。
この山場の一戦でも2015年型スバルWRX STIは完璧な動きを見せた。
「タフなイベントだった」とヒギンズはフィニッシュでコメント。「特に最終日はこの国で最もテクニカルなステージがあったから、正直、超タフだったよ。集中力を維持しないと、どこに飛んでいくかわからない」
序盤にはエンジントラブルにも見舞われたヒギンズだったが、2日目終了後に徹夜でエンジン交換を敢行。最終日はフルスピードで攻める後続を振り切った」
「僕にとって鍵となるのは、トラブルを抱えながらのドライビングから学ぶことなんだ」とヒギンズ。「ラリーを勝つことや選手権でタイトルを獲ることは、悪い状況を乗り越えて得られるもの。落ち着きを保って集中する。そして楽しむ。それがメインだからね。常に笑顔でドライブすることができれば、事は簡単になるものだ」
ラリーアメリカ第4戦オリンパス・ラリーは5月16−17日、ワシントン州のシェルトンで開催される。