2019シーズンの活動概要を発表した新井大輝。プログラムには、FIAヨーロッパラリー選手権(ERC)4戦に参戦しジュニアタイトルを狙うことも含まれているが、この発表を受けてERCもリリースを発行。新井の参戦を歓迎した。
リリースでは「日本出身、25歳の新井大輝が、マンフレッド・ストール率いるSTARDのドライバーズラインナップに加わり、ERCと日本の選手権に参戦する。R5マシンで争う若手のためのカテゴリー、ERC1ジュニアの対象となる新井は、開発ドライバーとして今後、STARDのモータースポーツプロジェクトにも関わる」と紹介している。
ERCのコーディネーターを務めるジャン‐バティスト・レイは、新井の参戦を歓迎し「ヒロキのような能力とポテンシャルを持つドライバーをERCファミリーに迎えることは、本当にいいニュース」とコメント。
「今後の成長のために経験を積むと同時に、ヒロキはERC1ジュニアで同じように才能を持ち意欲あふれる若手と対峙することになる。また、ターマック2戦、グラベル2戦というプログラムも、非常に納得のいく内容だ」
新井が所属するSTARD (Stohl Advanced Research and Development) のチーム代表、マンフレッド・ストール(写真左)も「ヒロキを、ラリードライバーとして、また研究開発の活動メンバーとして、我々の仲間に迎えることを本当にうれしく思う」とコメント。
「我々は、彼がラリードライバーとして駆け出しの頃から一緒に仕事をしてきた。とても才能があり、近い将来、世界で活躍するラリードライバーとして成功する可能性を感じる。我々が掲げる世界ラリークロス選手権参戦という大きな目標とともに、STARDでとてもエキサイティングなラリープロジェクトを始められることは、とてもいい気分だ。2019シーズン、ヒロキが好リザルトをマークしてくれることを楽しみにしている」
今季のERCは、3月21-23日のアゾレスラリー(グラベル)でシーズンが開幕しており、新井がタイトルを目指すERC1ジュニアでは、クリス・イングラム(シュコダ・ファビアR5)が部門優勝を飾っている。第2戦は、5月2−4日に開催されるラリーイズラス・カナリアス(ターマック)。新井のERC参戦は、5月24−26日にラトビアで開催される第3戦ラリーリエパヤ(グラベル)が緒戦となる。