こんにちは、イヌスケです。
今週末は全日本ラリー選手権第3戦唐津。その前に気分を盛り上げるためにも「V-Rally 4」のプレイを進めています。いよいよ発売日を迎えて、すでにプレイしている方も多いのでは? ちなみに、今回「PlayStation4」版に加えて、「Nintendo Switch」版も発売されています。
実は昨年末に「Nintendo Switch」を購入しておりまして、レース系ゲームのラインナップに少々寂しさを感じていたのです。「Nintendo Switch」であれば、据え置きゲーム機として家で楽しむこともできますし、外出時にもコツコツとプレイを続けられるのはうれしいポイントです。
そんなわけで、今回はじっくり取り組める「Vラリーモード」をプレイしてみました。「Vラリーモード」は世界を転戦するひとりのドライバーとなって「ラリー」、「Vラリークロス」、「ヒルクライム」、「バギー」、「エクストリーム・カーナ」と5つのカテゴリーでワールドチャンピオンになることが、ターゲットになります。
少し前であればこれだけのカテゴリーをひとりで戦うのは無茶でしょ……と思っていたはずですが、セバスチャン・ローブやマティアス・エクストローム、昨日引退を表明したペター・ソルベルグのように、カテゴリーを超えて大活躍するドライバーが珍しくなくなってきた昨今。ゲームの世界に現実が追いついてきたのかもしれませんね。
※本記事でご紹介している画像はすべて開発版のものです。
チームで戦う「Vラリーモード」で頂点を目指せ!
早速「Vラリーモード」をプレイしてみましょう。最初に選べるカテゴリーは「ラリー」と「Vラリークロス」です。マシンを購入後、「ラリー」や「Vラリークロス」に参戦して賞金を稼ぎ、新しいマシンを購入、参戦できるカテゴリーも増加……といった流れでゲームを進めていきます。
まずは基本となる「ラリー」から。最初に選べるマシンは「Renault Alpine A110」「Ford Escort RS 1600」「Mini Cooper S」となっています。RR、FR、FFを代表する名車がズラリと揃っていますね。この中だと、ドライブしやすそうな、「Mini Cooper S」をチョイス。
イベントを進めていくと、コンストラクターからオファーのメールが届きます。そのテストコースで基準タイムをクリアすると、契約成立! 晴れて契約選手となることができます。
「V-Rally 4」では、ドライバーひとりで戦うのではなく、エージェント、エンジニア、メカニックを含めたチームで戦います。それぞれのスタッフに得意分野があって、例えば、エージェントが得意とするカテゴリーのマシンを安く購入できたりします。優秀なエンジニアやメカニックを雇うと、パフォーマンスアップできたり、壊したマシンもあっという間に修理してくれます。
……が、優秀なスタッフを雇うには、当然それなりの予算が必要。このあたりをうまく考えないと、いくら実戦を頑張っても、固定費がどんどん出ていって、まったく先に進めないという。現実世界でもありそうな無限ループにハマっちゃうので注意です(笑)。
今回、「ラリー」で一番注目のイベントは、前回取り上げた「ジャパン」でしょう。シリーズ唯一のフルターマックラリーで、高速コーナーから市街地を縫うように走るツイスティなセクションまで、ステージバリエーションは豊富。ほぼ最初からプレイできるイベントにも関わらず、これがなかなか難しいのです。
特に路地裏を走るセクションは、ほぼ1車線。試しに「クイックマッチ」で、グループBのモンスターマシン「Lancia Delta S4」で走ってみたんですが、ぶつけまくりの壊しまくり(笑)。僕が最初に選んだ「Mini Cooper S」のようにトップスピードが遅めのコンパクトなラリーカーで練習するのがいいかも。
そうそう、各ラリーには4つのステージが用意されているんですが「クイックマッチ」の「ランダムモード」を選ぶと、セクションやコーナーの組み合わせを変えて、いつもとは違ったステージを走ることができます。組み合わせを変えて別のステージを作ることは、実際のラリーでもよくあることなので、このあたりのリアリティはうれしいですね。
キャリアを積んで様々なカテゴリーにチャレンジ!
別カテゴリーのマシンを買うことで、カテゴリーがアンロックされ、遊べるようになります。僕自身、ジョーカーラップを含めたバトルが楽しくて、最初は「Vラリークロス」ばかりを進めてしまいました(笑)。すべてのカテゴリーを制覇するためにも、バランス良く進めるのがオススメです。
昨今、アメリカで大人気のジムカーナ競技が「エクストリーム・カーナ」。なんとグラベルイベント(ニジェール)が用意されています。未舗装路でのジムカーナ競技というと、ダートトライアルってことでしょうか。このニジェール、アップダウンは激しいし、岩肌むき出しということもあって、コースを覚えるのも大変。なかなかの手応えになっています。
バトルを楽しむならば、「Vラリークロス」以外に、「バギー」もあります。ラリークロスとは異なり、大自然をトラクション抜群のバギーでガシガシ進んでいきます。コースに分岐点があるのも「バギー」の特徴。ショートカットできるがリスクが大きい道、安全だが遠回りになる道など、戦略的な走りを要求されるところもポイントです。
最後に紹介するのが「ヒルクライム」。こちらには「Suzuki SX4 Pikes Peak」や、唯一の電気自動車「Mitsubishi MiEV Evolution 2」が登場します。通常はロードが終わるとエンジンがかかる音がしますが、「Mitsubishi MiEV Evolution 2」は、ロードが終わっても電気自動車なので無音。リアル! 現実のヒルクライムと同様、巨大ウィングによって猛烈なダウンフォースが効くので、ドリフトせずにいかにアクセル全開で登りきれるかが、ポイントです。
走るだけじゃない! その他のお楽しみ要素も充実
さて、プレイ以外に楽しめるのが「オリジナルペイント」と「写真モード」。
「オリジナルペイント」では、自分が手に入れたマシンを自由自在にペイントできます。しかも、エアブラシを使ったり、かなり凝ったカラーリングも再現可能。イベントをこなすことでステッカーの種類も増えていきます。せっかくだから、それぞれのカテゴリーのマシンを自分オリジナルのカラースキームで、ズラリと揃えてみるなんてどうでしょう? ワークスチームみたいでアガること間違いなし!
そして、「写真モード」は、フィニッシュ後のリプレイで、自分のベストショットを激写できます。カメラ位置を上下左右奥手前・自由自在に構図を決められるのです。雑誌編集者の血が騒いでしまったのか、プレイそっちのけで激写しまくり(笑)。現実世界ではフォトグラファーが絶対に立たせてもらえない場所から、超カッコイイ写真を撮れちゃいます。
V-Rally 4(Vラリー4)
ジャンル ラリーレーシング
プラットフォーム Nintendo Switch、 PlayStation4
対象年齢 CERO A(全年齢対象)
希望小売価格
パッケージ版: 7,800円+税
ダウンロード版: 7,800円(税込)
プレイ人数
PS4: 1〜2人(オンライン時2〜8人)
Switch: 1〜2人(オフラインのみ)