プジョー・スポールは、新型プジョー208 R2の初テストをフランス北東部のヴォージュ地方で行ったことを発表した。プジョーは、先月のジュネーブ・モーターショーで3気筒1.2リットルターボエンジンの新型208を発表しており、これが新型208 R2のベースとなっている。
プジョー・スポールでは、昨年の夏から新型208 R2の開発作業に取り組み、ベース車両となる新型208に採用された技術面、外観面での改良による優位性を存分に活かしたという。これまでに450台が販売されたという208 R2の新型モデル開発にあたるエンジニアには、速くて信頼性のあるドライビングが楽しいマシンであると同時に、ランニングコストはできるだけ低く抑えること、という課題が与えられている。今回の初テストでは、この目標に既に達している手応えが得られたようだ。プジョー・スポールでは、新型208 R2の販売1号車を2020シーズンまでには届けたいとしている。
プジョー・スポールのディレクター、ブルーノ・ファミンは「プジョー・スポールによる最新マシン、新型208 R2が最初のテストを迎えることができて、本当にうれしく思う」とコメント。
「カスタマー競技は、我々の活動においてこれまで以上に重要視している領域だ。新型208 R2は、新1.2リッターターボエンジンによって、パフォーマンスが格段に向上することになる。テストの段階に進んだことは、重要なステップだ。ここからの数ヶ月で、あらゆる路面、様々なコンディションでさらにテストを行って、出来る限りの走行経験とデータを積んでいく。そして最終的なスペックが固まり、2020シーズンにアタックできる準備が整うことになる!」