2018年にAPRCタイトルを獲得したクスコ・レーシングが、2019年もタイトル防衛に向けて参戦を継続することを発表した。
5月3−5日に開催されるAPRC第2戦ラリーオブワンガレイには、2台をエントリー。最高峰クラスには、2018年に引き続いてマイケル・ヤング/マルコム・リード組が、TRDの技術協力のもとで開発した4WD仕様のトヨタ・ヤリスで参戦。ボディワークを一新させてアップデートしたCUSCO YARIS 4WDは、2月のラリーオブ嬬恋にもテスト参戦して手応えをつかんでいる。ヤングの母国イベントとなるワンガレイで、上位入賞を狙う。
チームからエントリーする2台目は、R1仕様のトヨタ・ヴィッツ。ドライバーには、R2、R3車両での経験が豊富な川名賢を、コ・ドライバーには国際ラリーの経験が豊富な竹下紀子を起用する。日本国内でも再び機運が高まっている国際ラリーに対応できる、エントリーレベルの車両開発を目的としての参戦だという。
クスコ・レーシングはワンガレイに続いて、APRCアジアカップ開催となるモントレー(群馬県)およびラリー北海道にも参戦を予定。中国で行われるAPRCファイナルに出場し、2018年、炭山裕矢/保井隆宏組が獲得した年間王者のタイトルを防衛、チームで連覇を狙う構えだ。