スバル・モータースポーツUSAは、4月27−28日に開催されるアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)選手権第3戦オリンパス・ラリーに、スバルWRX STIを駆るデビッド・ヒギンズのチームメイトとしてオリバー・ソルベルグを再び起用する。
グループB時代の1986−1988年にはWRCの一戦として開催されたこともある米国の本格ラリーには、計59台がエントリーしている。フラットからキャンバーのついた道、ストレートにいくつものクレストや溝、キャンバーの端から端に重心を移動させるコーナーなど、道の種類が多彩なラリーだ。ディッチには巨石が隠れていることもあるほか、一年のこの時期は天気もトリッキーになることが多い。
初めて米国のラリーに参戦した3月の100エーカーウッドラリーでは、スバル勢最上位の2位と大健闘を見せたオリバーは「100エーカーウッドラリーでは、スバル・モータースポーツUSAからの初ラリーを2位でフィニッシュと、信じられないほど順調なスタートが切れた」と語る。
「オリンパスの道も、とても良さそうだ。100エーカーウッドよりもトリッキーでテクニカルのようだが、自分のドライビングスタイルに向いていると思う。地元にも同じような道があるからね。どのARA戦も、自分にとっては新しい経験。待ち切れないよ!」
そのオリバーが、米国デビューとなった100エーカーウッド戦について、さらにコメントを寄せてくれた。
──スバルをドライブする気分は。
「自分がドライブしていたマシンよりもかなり大きいけど、パワーは最高だし、そのパワーとWRX STIの動き方が大好きだ。スバルをドライブできるのは素晴らしい気分だし、自分の父親が乗っていたマシンと似た感じのマシンをドライブできるのは、とても光栄だよ!」
──100エーカーウッドで見たスバルファンについてはどのように感じたか。
「本当にたくさんのファンがいてすごく驚いたし、ブルー&イエローを通じてこれだけ多くの人と絆で結ばれていることはアメージングだね」
──日本に関して何か思い出はあるか。
「父が勝ったことは写真で見て覚えているだけなんだ。だって、父が初めて日本で参戦した時、自分はまだ2歳だったんだよ! 父が勝っていたとしても、それを記憶に残すには幼過ぎたかな」