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17歳のオリバー・ソルベルグがオリンパスラリーで優勝

©subaru.com/rally

米国の国内選手権に相当するアメリカン・ラリー・アソシエーション(ARA)選手権オリンパスラリー(グラベル)が4月27−28日にワシントン州で開催され、スバル・モータースポーツUSAからスバルWRX STIで参戦したオリバー・ソルベルグが優勝を飾った。

ソルベルグは今季から米国でのラリー参戦を開始しているが、今回はコ・ドライバーにビザのトラブルが発生し、急きょデニス・ジロウデが代替を務めるという事態に。不測のハプニングを乗り越えての、米国内での初優勝となった。さらに、チームメイトで現ARAチャンピオンのデビッド・ヒギンズも2位に入り、チームが1−2フィニッシュを果たした。

ソルベルグは初日からペースをつかみ、この日設定された8SS中、6本でベストタイムを奪取。一方で、SS6が終わった時点で11秒差の2番手で追っていたヒギンズもSS7をベストタイムのペースで攻めていたが、終盤でブレーキオイル漏れが発生するトラブルに見舞われた。残り6マイルをブレーキなしで走り切らなくてはならなかったが、タイムロスを27秒に抑えて2番手を死守した。

テクニカルでタイトな土曜日のステージよりも速度域が上がる日曜日、ソルベルグに41秒遅れで迎えたヒギンズは序盤から猛プッシュをかけ、この日最初の3SSでステージウインを連取し、その差を14秒にまで詰める。チームメイトからのプレッシャーを受けたソルベルグだったが、イベント最終ステージを全開で攻め、ステージウインで米国選手権初勝利をマークした。

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2003年のWRCチャンピオンである父ペター・ソルベルグと母のパニラさんも見守る前で優勝を飾ったオリバーは「スバルからの参戦での初めての勝利を決めたことは、信じられない気持ち」とコメント。

「オリンパスラリーに出たのは初めて、今回はコ・ドライバーも初めて組んでの参戦。さらに、週末を通して走行順が一番手だったので、路面もとてもルーズだった。でも、土曜日のステージでかなり自信をつかんだし、デニスと自分は最終ステージで必死にプッシュして勝利をつかんだ」

「最終ステージのフィニッシュに着いた時は、夢が叶ったような気分だった。母が最初にマシンにかけつけてくれて、次に父が来てくれた。みんなでここまでがんばってきた。両親には心から感謝している。ソルベルグ一家は、感動しやすい一家なんだ。本当に信じられない、みんなにとって信じられない瞬間だよ」

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一方、ヒギンズは今季ここまで参戦した2戦で連続ポディウムに上がり選手権ポイントは重ねているもの、常勝を誇った持ち前のペースを披露できないでいる。
「土曜日のブレーキトラブルは、少し悔しさが残る」とヒギンズ。
「あのステージでは速さが出ていたので、あれだけタイムをロスしたことで日曜日が苦しくなった。ステージ勝利をマークしたことで、勝てるだけのペースを取り戻していることは見せられているので、あとは運が巡ってくるのを待つだけかな」

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そのヒギンズは、次のARA参戦となる5月のオレゴンレイルラリーではチームメイトにトラビス・パストラーナを迎える。ソルベルグの次のARA参戦は、6月のアイダホラリーインターナショナルとなる。

ARAオリンパスラリー最終結果
1. O. ソルベルグ/D.ジロウデ(スバルWRX STI) 2:05:35.9
2. D. ヒギンズ/C.ドリュー(スバルWRX STI) +25.9
3. P. フェテラ/D.ホズウィック(フォード・フィエスタ・プロト) +13:33.2
4. S. バーク/M.ブラディ(フォード・フィエスタR5) +14:58.3
5. C. スティーリー/P.オズボーン(スバルWRX STI) +18:37.5
6. D. ワリンフォード/L.フニラ(フォード・フィエスタR5) +19:45.1



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