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2連勝で選手権首位のヒュンダイ、初開催のチリでも勢いに乗る構え

©Hyundai Motorsport GmbH

コルシカ、アルゼンチンで連勝し、ドライバーズ、マニュファクチャラーズの両選手権で首位に立っているヒュンダイ。WRC初開催となる今週のラリーチリには、ティエリー・ヌービル、アンドレアス・ミケルセンに加え、セバスチャン・ローブをヒュンダイi20クーペWRCのドライバーに起用する。

ここ2戦を連続勝利で飾り、選手権リーダーとしてチリ戦を迎えるヌービルは、シリーズ初開催のグラベル戦での初日をスタート順トップで走行することになる。
「ラリーチリでは、誰にとっても未開の地へ踏み込むことになる。サプライズが多く予想されるラリーに、大きな期待を抱くのは難しい」とヌービル。
「ステージを実際に見るのはレッキが初めてになるが、素晴らしいチャレンジだし、カレンダーに新しいイベントが加わるのはいいことだ。ここ2戦で優勝したことで気持ちの面ではポジティブ。チームの成長にとっても、大切な時期だ。選手権をリードしていることで、先頭でステージを走行することになる。大仕事が待っているが、楽しみにしているよ」

アルゼンチンで今季最初のポディウムフィニッシュをマークしたミケルセンは、一気に調子を上げていきたい構えだ。
「アルゼンチンでのパフォーマンスとリザルトは、本当にうれしかった。チリでも、同じような走りをしていくつもりだ!」と意欲を見せるミケルセン。
「みんなにとって新鮮なチャレンジになるが、動画で見た限りでは素晴らしいステージがあるようだ。前戦で見せられたように、i20クーペWRCがどこまでやれるかみんな分かっている。今回のターゲットは同じレベルのパフォーマンスを今回も披露して、勢いを高めていくことだ」

アルゼンチンをスキップしたローブは、この初開催のイベントに、WRC9連覇を達成した百戦錬磨の経験を武器に挑む。
「ラリーチリに関して自分が唯一知っていることは、グラベル戦だということだけ。でも、WRCのみんなと同じように、新しいイベントとの出会いを自分も楽しみにしている」とローブ。
「チリには、ダカールを観に一度行った事があるだけ。そこで見た限りでは、林道はかなりリズムに乗れる、スムースグラベルのようだった。興味深い経験になることは間違いないし、カレンダーに新たな一戦が加わるのは素晴らしいこと。でも、全てを把握するためには、実際に現地に行ってみなくてはならない」



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