元トヨタのWRCワークスドライバーで、現在もヤリスWRCのテストドライバーを務めるユホ・ハンニネンが、6月13−16日にイタリアで開催されるWRCサルディニア(グラベル)にヤリスWRCで参戦することになったとwrc.comが伝えている。
ハンニネンはトミ・マキネン・レーシングからのエントリーで、コ・ドライバーにベテランのトミ・トゥオミネンを迎える。トヨタが2017年にWRCに復帰した際に、ヤリ‐マティ・ラトバラ、エサペッカ・ラッピとともにワークスドライバーを務めたハンニネンは、母国のラリーフィンランドでの3位フィニッシュがチームでのベストリザルト。ラリーGBでクラッシュを喫した後は、テストドライバーを務めており、ヤリスWRCでの参戦はこのGB以来となる。ハンニネンは、今年3月に来日し、全日本ラリー選手権新城ラリーのデモランでヤリスWRCの走りを披露している。
今季は、マーカス・グロンホルムがスウェーデンにヤリスWRCで参戦しており、ノンワークスドライバーとしてヤリスWRCをWRC戦でドライブするのは、ハンニネンがふたり目となる。
一方、TOYOTA GAZOO Racing WRTは通常どおり、オィット・タナック、ラトバラ、クリス・ミークの布陣でイタリアに臨む。