FIAアジア・パシフィックラリー選手権アジアカップ/JAF全日本ラリー選手権第5戦「MONTRE 2019」は、初日SS5までの走行を終えて、マイケル・ヤング/マルコム・リード(TOYOTA YARIS 4WD)がAPRC/JSRの首位に立っている。
全日本ラリー選手権のJN1クラスでは、新井敏弘/田中直哉(SUBARU WRX STI)がトップ。2番手の奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)に対して17.6秒のリードを築いている。
各クラス上位選手のコメントは次のとおり。
JSR 首位
マイケル・ヤング
「ギヤ比のセッティングが合っていないみたいで、まったく楽しんでドライブできなかったよ。特に3速がまったく合っていないんだ。僕らは先頭スタートだったこともあって、特にSS4では路面常に大きな岩が残っていたりもした。このサービスで問題を解決したいね」
JSR 2番手
小西重幸
「いや~、楽しいですねぇ。走るのも楽しいですし、リエゾンもですが、とにかく皆さんと一緒にラリーをやっていることが楽しいです。感動しながら走っています。予想はしていましたが、SS4はかなり荒れていました。かなり大きな石があるので、避けるのは自分の目で確認するしかないと思います。午後もとにかく楽しんで走ります」
JSR 3番手
増村 淳
「最初からこうなるのは分かっていました。バーストの嵐が出るんだろうという中で、気をつけて走りました。パンクがなかったのは、経験を見せたいところです。でも霧も深いし、運が大きかったと思います。午後もステイキープでいきます」
JSR 5番手
ヘイキ・コバライネン
「いい走りができたよ。SS5でマイク(ヤング)よりも速い、総合のファステストタイムを記録することができたよ! ターマックであれば、グラベルよりも楽に走れるからね。グラベルではまだマージンを取って走らなければならないし、いいグリップを感じることができていない。でも、ターマックであれば、GTみたいな走りができるからね。ペースノートも良かった。でも、霧はきつかったね。難しいけど、エンジョイしているよ。SS5の後半、エンジンから異音がして、多分エキゾーストを壊したんだと思う。でも、大きな問題ではないはずだし、次のサービスで直せるはずだ」
JN1 首位
新井敏弘
「SS5の前でタイヤ交換して、しっかり締めたつもりだったんだけど、砂利を噛んだのか、左フロントのホイールナットが緩んでしまって。SS5の途中でガタガタ言い始めて、これは取れるかも……になって。あと3kmもあって、生きた心地しなかったです(笑)。コンディションの悪い所で差をつけられた感じだね。SS4は自分もドタバタしていたけど、石があった時は全部フロントタイヤで踏むようにしました。午後もこのペースで走ります」
JN1 2番手
奴田原 文雄
「まあまあですが、新井選手が速いですね。ちょっと付いていけないんですが、セカンドグループのトップでいたいですね。SS4は抑え気味に丁寧に走ったので、パンクなどのトラブルはありませんでした。午後はこのペースで走るしかないのかなと思っています」
JN1 3番手
鎌田卓麻
「SS4はスタートしてすぐ、コースアウトしてしまって、そこから抑えるモードに入ってしまいました。それ以外は秒差で争えているので、そこで抑えすぎてしまいました。マージン持ちすぎました。もう少し攻めるべきでした。クルマの調子はいいので、このペースを維持して、なんとか上に食らいついて行きたいと思います」
JN2 首位
上原 淳
「かなりきついですね。SS4で右フロントをバーストして、SS5もパワーが掛からなくて……。午後も頑張りたいと思います」
JN3 首位
曽根崇仁
「クルマをいたわりながら走って、グラベルでは2本ともベストを獲れました。SS5は山口選手に10秒くらい詰められました、タイム差があったので、首位をキープできています。勝負はグラベルなので、壊さずに走り切りたいです」
JN4 首位
関根正人
「SS3で余計なスピンをしましたが、順調に走れていると思います。高橋選手がいなくなってしまったので、僕も少し慎重に走りたいと思います。ここには勝つためにきているので、頑張ります」
JN5 首位
岡田孝一
「悪くない走りができています。トラブルもなく、順調に走っています。天野選手がリタイアしてしまったのは、残念です。午後もこのままプッシュして、石川選手をしっかり抑えたいです」
JN6 首位
大倉 聡
「全然乗れていないです。やはりグラベルが今回初なので、クルマの動かし方がよく分かっていない状態です。あと、足回りで異音がしているので、それが気になってしまいました。SS4は墓場のようでした。4~5台は止まっていると思います」