デイ1でクラッチおよび電気系のトラブルに祟られたほか、デイ2ではSS7で前走者に道を塞がれてタイムロスを強いられるなど、ハプニングが続くフォルクスワーゲンのエース、セバスチャン・オジエ。
しかし、そのスピードは抜群で、ドライグラベルとなったデイ3ではシュコダ・ファビアを武器にSS14で7番手タイムをマークするなど好タイムを連発した。
その結果、オジエは総合8番手でデイ3をフィニッシュ。もちろん、このポジションはSWRCを含めてS2000勢のトップなのだが、オジエにとってはやはりライバルはS2000勢ではなく、WRカー勢なのだろう。フィニッシュ直後のタイムコントロールでもオジエはタイムボードに記された格上のWRカーのタイムを熱心にチェックしていた。
S2000とはいえ、やはりオジェは飛び抜けた存在となっているだけに、デイ4でもWRカーを凌駕する走りを披露するはずだ。