6月14日にパリで開催されたFIA世界モータースポーツ評議会(ワールドモータースポーツ・カウンシル、WMSC)において、WRC関連では2022年以降のWRカー新規定の概要などいくつかの事項が発表されたが、残念ながらラリージャパンのカレンダー入りが期待された2020年の開催日程については発表が先送りとなった。
各関係者からのコメントを総合すると、WRCプロモーターおよびWRC委員会からの提案では、日本とサファリが加わり、ツール・ド・コルスとドイツが抜ける14戦案だった模様。しかしフランス・ドイツの猛反対があり、欧州圏内WRCイベントの処遇について検討するためにカレンダー全体の決定が先送りとなったようだ。
WRC第8戦サルディニアを訪れていたWRC日本ラウンド開催招致準備委員会の高橋浩司氏は、「本来ここにはWRCラリージャパンの開催が決定した状態で訪れる予定だったので非常に残念ですが、日本開催については心配ありません。新たな発表は2週間ほど後になると思いますが、全体カレンダーが確定し、次回こそラリージャパンのカレンダー入りを祝えることを期待しています」とコメントしている。