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MHのWorld Rally News:サルディニア訪問のヒルボネン、フィエスタ全焼事件を語る

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2012年のラリーサルディニアのウイナー、ミッコ・ヒルボネンが、今年のサルディニア戦を訪れ、2014年に自分のフィエスタを全焼させた時のことを振り返った。あのアクシデントについてヒルボネンは「フィエスタが燃えたのは、あれが2回目だった。1回目は開発マシンで、テストで燃えた。あれもサルディニアだった」と語っている。

M-Sport/McKlein


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WRCプロモーショナルイベントとして開催されるラリーエストニア(7月12−14日)には、次のWRCドライバーがWRカーで参戦するものと見られている。エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)、エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)、アンドレアス・ミケルセン(ヒュンダイi20クーペWRC)。テーム・スニネンは、Mスポーツのフォード・フィエスタMark VIII R5での参戦が予定されている。

超高速のラリーエストニアは、8月のWRCフィンランドに向けて絶好の練習となる。奇妙な事に、WRCチームで唯一、エストニアにワークショップを持つトヨタは、このイベントへの参加をまだ明らかにはしていない。

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かつてERCの人気イベントだったベルギーのイプルーラリーだが、6月28−29日に開催される今年のイベントでは少数のエントリー台数に留まりそうだ。

リストには、今回はフォルクスワーゲン・ポロGTI R5で参戦する元WRCドライバーのクレイグ・ブリーン、初めてヒュンダイi20 Rをドライブするオーレ・クリスチャン・ベイビー、さらにシュコダ・ファビアR5で参戦するベテランのフレディ・ロイクスが名前を連ねている。それ以外のコンペティターは、ベルギーと英国の国内戦コンペティターがほとんどだ。

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セバスチャン・ローブの支援者の1人、ジャン‐ピエール・シャンポーが逝去したことが発表された。20年前には、当時24歳だったラリードライバーの息子のマルクをレッキ中のアクシデントで失っている。シャンポーがローブのサポートを始めたのは、マルクの事故の後のことだ。

ローブはシャンポーに向けて「あなたが自分にしてくれた事を、決して忘れはしない。自分とダニエルが成功した影で、あなたは私の支え、それ以上の存在だった。ご冥福をお祈りします」とコメントを寄せている。

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Mスポーツが新型R5、R2、R1マシンのプランを発表した際、フォード・パフォーマンスのシニアマネージャー、ジェラルド・クインは「我々のフォード・フィエスタのラリー車のラインナップは、新型フィエスタR1、R2、R5を投入したことで全てリフレッシュされ、国内や国際格式のラリー競技参戦に使うマシンとして最も勢いのあるラインナップとなった。世界各地でプライベーターがフォードで参戦し優勝を飾っていることが、我々のパフォーマンスが優れている事の何よりの証だ」と語っていた。

フォードのラインナップは次の通り。フィエスタR1 = 150bhp、フィエスタR2 = 200bhp、フィエスタR5 = 290bhp、フィエスタWRC = 380bhp。

新型フィエスタR5は全く新しいモデルであるにも関わらず名称は前モデルと変わらないため、名称についてはまだ混乱が残る。同様に、1.2リットルターボのプジョー208 R2が異なるクラスで走っている(R2Cは裁定重量よりも50kg重い)こともあまり知られていない。ちなみに、1.0リットルのフィエスタR2は、R2Bクラスで走っている。
(Martin Holmes)

M-Sport



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