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ERCポーランド事前情報:新井大輝が今季2度目のERC参戦

©ERC / Gregory Lenormand / DPPI

ERC第4戦ラリーポーランド(グラベル)は6月28‐30日、ポーランドのミコワイキを拠点に開催される。

今年で76回目の開催を数えるこのイベントは、昨年からERCに復帰。今季はリエゾンの距離を短縮することで、15SSの総ステージ距離202.42kmに対し、総走行距離はわずか659kmとコンパクトなルート構成を実現した。イベントは28日金曜日、フリー走行、シェイクダウン、予選に引き続き、特設のミコワイキ・アリーナで2台並走のSS(2.50km)を走行。翌29日土曜日はミコワイキ・アリーナを含む4SS、30日日曜日は3SSをそれぞれ2ループする構成となっている。

このイベントには、日本から新井大輝がリエパヤに続いて今季2度目となるERC参戦に挑む。前回同様、コ・ドライバーにミルカ・イノアを迎え、マンフレッド・ストール率いるTeam STARDのシトロエンC3 R5を駆る。新井のラリーポーランド参戦は、これが初めて。
「自分にとって新しいイベントで、これまでポーランドには行った事もなかった」と語る新井。父である新井敏弘は、2013年のラリーポーランドにストール・レーシングのスバルWRX STIで参戦し、総合13位、プロダクションカップ3位でフィニッシュしていることがERC公式サイトでも紹介されており、ジュニアの初参戦にも注目が集まっている。
「ステージは路面がソフトで高速ということは聞いており、自分が好きなタイプ。トップ5のフィニッシュは可能じゃないかと思っているが、ヨコハマのためにデータを集める事も今回の目標。ラトビアでは、ドライコンディションでのタイヤの動きがとてもよかったので、ポーランドでも同じような天気になれば、コンペティティブに戦えると思う」

ERC

一方、タイトル争いは混戦となっており、首位ルーカス・ハバイ(シュコダ・ファビアR5)に1ポイント差で、ERC1ジュニアでは首位に立っている地元ポーランドのクリス・イングラム(ファビアR5)が追っている。このほか、ヒュンダイ・モータースポーツの育成ドライバー、ヤリ・フッツネンがヒュンダイi20 R5でエントリーしている。このポーランドではERCポイント50を獲得できるほか、ポーランド国内選手権も併催されていることから、参戦台数は計102台を数える。R5マシンは24台がエントリーしている。



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