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【速報】全日本ラリーカムイ:上位陣にアクシデント続出も、首位快走の新井大輝が今季2勝目

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2019年全日本ラリー選手権第6戦「2019 ARK ラリー・カムイ」は、7月7日(日曜日)に、4カ所のスペシャルステージを走行し、新井大輝/小坂典嵩(スバル・インプレッサWRX STI)が、2位の鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI)に52.8秒差をつけて勝利を飾った。3位には1分09.9秒差で奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX)が入っている。

初日2番手につけていた鎌田がSS7で左リヤタイヤをバースト。このステージだけで20秒以上をロスし、3番手にポジションを落としてしまう。さらに4番手につけていた新井敏弘/田中直哉(スバルWRX STI)も、同じSS7でコースオフを喫して姿を消す。これで2番手に浮上した勝田範彦/石田裕一(スバルWRX STI)だったが、その勝田までもが、午後のSS9でコースオフからリタイアという、波乱の展開となった。

2位以下が大きく動いた一方、首位の新井大輝は残されたステージも完璧なペースで走り切り、第4戦久万高原に続くシーズン2勝目を手にした。

「今回はノントラブルで走れて、パンクなどの大きなミスもなかったので良かったです。次戦の秋田はイタリア直後なので、時差ボケで大変なことになりそうですね(笑)。今回しっかりと走り切れて、しかも優勝できました。先週のポーランドの経験が活きているのと、レベル的にも自分のなかで上がっていることが分かりました」と、新井大輝は手応えを語った。

午前中のパンクにも関わらず、終わってみれば2位に入った鎌田は、「結果的には僕がバーストしたコーナーで新井(敏弘)選手が落ち、勝田(範彦)さんが落ち……。すごく難しいラリーでしたね。(新井大輝選手のような存在は)刺激になるし、まだまだ速く走れると思っています」と、次戦での挽回を誓う。

「まずは無事に走り切れて良かったです。クルマもだんだんいい感じになってきています」と振り返った奴田原が3位表彰台を獲得。以下、4位に柳澤宏至/保井隆宏(スバルWRX STI)、5位に福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX)が続いている。

全日本ラリー選手権第6戦 ARKラリー・カムイ 暫定結果
1. 新井大輝/小坂典嵩(スバル・インプレッサWRX STI) 1:27:19.9
2. 鎌田卓麻/鈴木裕(スバルWRX STI) +52.8
3. 奴田原文雄/佐藤忠宜(三菱ランサーエボリューションX) +1:09.9
4. 柳澤宏至/保井隆宏(スバルWRX STI) +1:27.7
5. 福永修/齊田美早子(三菱ランサーエボリューションX) +2:36.5

10. 上原 淳/漆戸あゆみ(ホンダ・シビックタイプR) +7:11.7
13. 関根正人/草加浩平(スズキ・スイフトスポーツ) +8:52.2
14. 山本悠太/山本磨美(トヨタ86) +9:43.1
15. 大倉 聡/豊田耕司(トヨタ・ヴィッツCVT) +10:07.5
16. 天野智之/井上裕紀子(トヨタ・ヴィッツ) +10:12.3



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